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子どもたちのエール届く

本紙掲載日:2021-04-06
6面
北方学園小の児童からのメッセージを読む益城町立飯野小学校の児童(提供写真)
聡明中、南中、北方学園中の生徒からの作品と記念写真に収まる益城町立木山中学校の生徒(提供写真)

つなごうプロジェクト

◆延岡から益城町(熊本)へ作品贈る

 震度7の揺れに2度襲われた熊本地震の発生から間もなく5年を迎える。大きな被害を受けた熊本県益城町では、延岡市の子どもたちが描いたメッセージや絵手紙、絵画作品などが地元の子どもたちにエールを送っている。

 作品を届けたのは、被災地支援を目的に、チャリティー作品展やコンサートを開いてきた延岡市の市民グループ「つなごう延岡・いわき・熊本支援プロジェクト実行委員会」(牧野哲久会長、八木千穗子実行委員長)。作品は、昨年10、11月の2回、市内で開くチャリティー作品展のため、幼稚園や小学校、中学校、絵画教室、合唱団、書道教室などから寄せられたものの一部。益城町教育委員会を通じて、町内の公立幼稚園1園、小学校5校、中学校2校に届けられた。

 実行委員会には、同町教委から「生徒が必ず通る場所に飾っています」などのコメントと共に、各校に展示してある様子を撮った写真が届いた。

 八木さんは「子どもたちが一生懸命見てくれている姿を見て、とてもうれしくなった。延岡と益城の子どもたちがつながることができたなと感じた」と喜び、「延岡の子どもたちがこれを機に思いやりを持ち、さらに防災意識を持つことにつながれば」と期待した。

 同プロジェクトは2016年から活動を始め、これまでいわき市(福島県)にも作品や募金を届けてきた。益城町へ届けるのは3回目。この他、チャリティー作品展の会場で寄せられたお金のうち5万円を、熊本地震の支援に贈った。

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