自転車・安全運転で登下校
本紙掲載日：2021-04-19
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北浦中、新学年に合わせ交通安全教室
◆東九州自動車学校から指導員
延岡市立北浦中学校（川原寛幸校長、４８人）は１５日、自転車の交通安全教室を開き、生徒らは点検の手順や走行中の危険予測など、事故に遭わない基本的な対策を学んだ。
生徒全員が自分の自転車を校庭に持ち込んで参加。東九州自動車学校（同市土々呂町）の指導員から、▽ヘルメットのあごひもをしっかりと締める▽サドルは両足の爪先か片足がしっかりと地面に着く高さ▽後輪ブレーキはスタンドを立てた状態で空こぎして確認▽前輪ブレーキは車体を押しながら利かせて後輪が浮くかを確認▽必ず防犯登録してステッカーは絶対に剥がさないこと―などを実習した。
続いて、道路脇に止まっている車の横を通り過ぎる際の悪い手本を指導員が実演し、走行中はスマートフォン操作などをせず前を見て、両手でしっかりハンドルを握ることを確認。急に車のドアが開いて衝突しそうになる場面も見学した。
また、教員らが交代で車の運転席に座り、車両の左右と後方に６台の自転車がバックミラーとサイドミラーではまったく見えなくなる現象を体験。ドライバーにこうした死角が生まれることを知った生徒に対し、指導員は「安易に近づくと大事故になります。町内には信号機も少ないので注意して自転車に乗ってください」と呼び掛けた。
同校ではほぼ全ての生徒が自転車で登下校しており、地震と津波を想定した避難訓練と併せ、〃命を守る教育〃を毎年度、新学年のなるべく早い時期に実施しているという。
新１年生の岩��康汰さんは、「通学路にも車が止まっていることがあるので、１９日習ったことに気を付けながら登下校したい」と気構えを新たにしていた。