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元気に泳げ−愛宕山にこいのぼり

本紙掲載日:2021-04-26
6面
滑車を使って、こいのぼりをつないだ竹を引き上げる浜町青壮年部の部員たち
風をはらんで、愛宕山の上空を泳ぐこいのぼり。下は、この地で出会ったという伝説があるニニギノミコトとコノハナサクヤヒメの像

延岡市の浜町青壮年部

 延岡市の浜町青壮年部(吉本勝一代表)は24日、同市の愛宕山展望台にこいのぼりを揚げた。5月9日まで。2本の竹柱に支えられた色とりどりのこいのぼりが、晴れ渡った空を元気に泳いでいる。

 こどもの日を前に、地域の人たちに楽しんでもらおうと、1999年から行っている。昨年は新型コロナウイルス感染予防の観点から活動を中止したため、2年ぶり23回目。

 早朝から16人が愛宕山登り口に集合。竹林に入って、太く長いモウソウチクを切り出し、展望台まで運んだ。

 設置場所の展望台東側には木材で丈夫なやぐらを組み、支柱の根元がしっかり埋まる深さの穴を掘って用意。強風の中の作業だったが、全員で力を合わせて重い支柱を直立させると、こいのぼりをつないだもう一本の竹を滑車を使って高々と掲げた。

 約2時間の作業で2基を設置。終了後は展望台で昼食を取りながら、大空を泳ぐこいのぼりの姿を楽しんだ。

 吉本代表は「去年はできなかったが、きょうは好天の下で無事に揚げることができた。作業は大変だが、気心の知れた仲間で協力するので要領も良い。たくさんの方に楽しんでもらえたらうれしい」と話していた。

風をはらんで、愛宕山の上空を泳ぐこいのぼり。下は、この地で出会ったという伝説があるニニギノミコトとコノハナサクヤヒメの像

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