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茶の湯フェスを同時開催

本紙掲載日:2021-08-03
7面
お茶をたてて飲むところまで体験ができた茶道体験コーナー
日本舞踊の30分間の休憩時間には多くの客でにぎわった

茶席と茶道体験でもてなし−延岡茶道連盟

 「高天原物語」公演に合わせて1日、延岡総合文化センターで「茶の湯フェスティバル」があった。国文祭・芸文祭期間中に4回予定しているうちの初回で、延岡茶道連盟所属の3流派のうち表千家が担当。公演を見に来た客らをもてなした。

 お点前を見ながらお茶と和菓子が楽しめる会場と、茶せんを使ってお茶をたてる体験ができる会場の二つが設けられた。

 体験コーナーには、子ども連れらが訪れた。参加者は着物姿の会員から手ほどきを受け、茶せんで抹茶とお湯を混ぜていく過程を体験。慣れない手つきで茶せんを動かし、顔と同じくらいの大きさの茶わんに口を当て、味わっていた。

 また、市立南方中の生徒5人がボランティアとして参加。来場者の案内などを手伝った他、交代で茶道も体験し、日本の伝統文化に触れた。

 「お茶が大好きだから(ボランティアに)参加しようと思った」という甲斐将義さん(2年)は「お茶をたてるのは実際には難しかったが楽しかった。貴重な体験ができた」と笑顔。

 延岡茶道連盟理事の森喜代子さん(74)は「気軽に参加してもらえて、『優雅な雰囲気が味わえた』といううれしい言葉をもらうことができた。お客さんが喜んでくださって私たちもうれしい」と話した。

 同フェスティバルは、「こどもの文化の祭典」(28、29日、同センター)、「延JOYパラ・アート展」(9月19日、カルチャープラザのべおか)、「のべおか2020〃太鼓の響き〃」(10月3日、同センター)の開催時にも行う予定。

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