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スズのタンブラー、オブジェなど

本紙掲載日:2021-08-03
7面
金属のうつわ展を開いている甲斐可奈子さん

美々津で「金属のうつわ展」−日向市出身甲斐可奈子さん

 スズを中心とした金属工芸品を製作・販売する綾METALWARE(京都市)の作品展「金属のうつわ展」が、日向市美々津町の雑貨&カフェ「民(みん)」で開かれている。観覧無料。15日まで。開場は午前10時〜午後6時(火曜定休)。

 代表の甲斐可奈子さん(37)は、日向市平岩出身。県立佐土原高校の産業デザイン科を卒業後、京都伝統工芸大学校の金属工芸科で、日本の伝統的な文化を学びながら金属加工技術を習得した。その後、180年以上の歴史をもつ京都市の清課堂に就職し、スズを主とした金属工芸品の製作に従事。2016年に独立して、綾METALWAREを開業した。

 甲斐さんの作品は、材料のスズに銀を混ぜた地金を使用することで、硬さ、張りを持たせているのが特徴。使い込むごとに味わい深くなるという。

 店内には、タンブラー、グラス、ロックグラスなどの酒器の他、オブジェ、小物など約20種類を展示している。甲斐さんは「スズが演出する多彩な表情、感触、手仕事ならではの温かみなどを感じてもらいたい」と来場を呼び掛けている。

 問い合わせ先は民(電話日向58・0425)。甲斐さんは、PCR検査で陰性を確認した上で帰郷している。

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