のべおか児童合唱団と延フィル弦楽器教室

８日、延岡駅でコンサート

　のべおか児童合唱団（松原由美代表）と延岡フィルハーモニー管弦楽団の弦楽器教室（北林鉄平代表）は８日、延岡市幸町の延岡駅で、２部構成の「のべおか児童合唱団＆延フィル弦楽器教室真夏のコンサート〜おかえりなさい！そしてようこそ延岡へ〜」を開く。第１部は、にちりん１２号の到着に合わせた午後１時３８分から延岡駅改札口付近で、第２部は同２時３０分から同市駅前複合施設エンクロス２階学習スペースで演奏する。夕刊デイリー新聞社後援。

　同合唱団の子どもたちは、新型コロナウイルスの影響で演奏会や発表会が延期や中止になったことで、音楽ができる素晴らしさを再認識する一方、練習も発表も思うようにできず、気持ちが沈む子もいたという。そこで、どのような形であれば発表の場を設けることができるのかを松原代表が模索。子どもたちの音楽に対する前向きな姿勢を見てほしい、以前の活気ある駅周辺を取り戻したいと、同駅でのコンサートを企画した。

　合唱団の子どもたち２６人と弦楽器教室の１３人、延フィルの６人が出演する。第１部では、弦楽器伴奏で「ふるさと」「線路は続くよどこまでも」などを歌う。第２部では、弦楽器教室と延フィルが「きらきら星の主題による６つの変奏曲」「風笛」「糸」を演奏。合唱団が「かもめの水兵さん」「しあわせ運べるように」などを合唱する。

　第１部は予約なしで誰でも聴くことができる。第２部は２０席限定のため、事前予約が必要。予約はエンクロスまで電話（電話延岡２０・３９００）または館内で受け付ける。

　同合唱団の土本香凜さん（１５）は「歌詞に合わせて気持ちの込め方や歌い方も変えている。そこに注目して聴いてほしい」と呼び掛けている。