清流・小川を体感−延岡・はらわく体験隊

水難防止講習もしっかり

　郷土愛とたくましく生きる力を育む「はらはらわくわくふるさと体験隊」（延岡市教委主催）の清流体験が７月３１日、同市北川町の旧瀬口小学校前であった。

　同所を流れる小川（こがわ）は透明度が高く、水面のカヌーが空に浮いているように見えることから、〃奇跡の清流〃と呼ばれている。参加した小学生２５人は、市少年団体指導員（赤木光国会長）やボランティアスタッフの指導の下、この川に入って遊び、ふるさとの清流を体感した。

　児童たちはまず、海や川で遊ぶ際に必須のライフジャケットを着用し、２、３人でバディを組んだ。

　最初に水難防止講習があり、赤木会長が、ペットボトルに少量の水を入れてロープを結ぶと救助道具になることを説明。要救助者がつかめるように、川上に向かって投げるようアドバイスして手本を見せた。

　その後、子どもたちは泳いだり魚を観察したりした。また、いかだに乗って、川下りも楽しんだ。

　テナガエビを捕まえた工藤颯大さん（岡富小５年）は「捕まえることができて、楽しかった。これからの夏休み、海や川で遊ぶのが楽しみ」。

　２回目の参加という長尾虹羽さん（延岡南小５年）は「もし溺れている人を見掛けたら、身近にある物で助けたい。川遊びではいっぱい魚を見られて楽しい。魚を捕まえたい」と笑顔。

　赤木会長は「延岡のいいところを大人になっても思い出してほしい。また北川に遊びに来て、次世代の子どもたちにつないでほしい」と話していた。