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県内初のスーパー・ボートサーフィン大会

本紙掲載日:2021-08-07
7面

門川町・乙島で

 ボートの引き波を利用してサーフィンを楽しむマリンスポーツ「スーパー・ボートサーフィン」の大会が7月31日と8月1日、県内で初めて、門川町の門川湾に浮かぶ無人島・乙島(おとじま)周辺で開かれた。県内外からプロを含む9〜67歳の選手30人が出場し、男女・クラス別にリップ、ターン、エアーなどの技を競った。

 スーパー・ボートサーフィンは、自然の海の波を利用したサーフィンとは異なり、ボートが走り続ける限り波に乗り続けることができる。

 大会は、昨年4月に設立された日本スーパー・ボートサーフィン協会(事務局・日向市、高塚啓介理事長)が、年間ツアー第4戦として開催。同町が町を挙げて支援した。

 同協会によると国内の競技人口は現在、5〜6千人。年間ツアーは昨年10月に開幕し第1、2戦は滋賀県の琵琶湖で、第3戦は大分県のダム湖・耶馬渓アクアパークで開かれたという。

 今回の第4戦の会場となった乙島周辺の海は、乙島が天然の防波堤となり波が穏やかで、スーパー・ボートサーフィンには絶好のコンディションという。選手たちは「淡水と比べ、海水は波の感触が柔らかい」などと話していた。また、同協会の役員は「乙島の素晴らしい環境と、支援してくれた町の人たちの優しさや思いを感じ、胸に熱いものがこみ上げてきた」と感謝していた。

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