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目指せあいさつナンバーワン−延岡・西階中

本紙掲載日:2021-08-10
7面

生徒会執行部が「よのなか教室」受講

◆プラス思考で自分から/声を発し終わってお辞儀

 延岡市立西階中学校(城戸勇司校長、313人)は4日、生徒会活動の活性化を目指す「よのなか教室」を開いた。同校生徒会執行部20人が、今年度の重点目標にしている「あいさつ・返事延岡1」実現に向け、よりよいあいさつの仕方を学んだ。講師は、エンシティホテル延岡営業部次長の佐野吾郎さん。

 佐野さんと生徒たちはまず、自己紹介と併せて「あいさつとは何か」をそれぞれ発表。「人間関係を円滑に進める上で大切な言葉」「人の第一印象を左右するもの」「一言だけど相手とつながれる言葉」などさまざまな意見が出た。

 佐野さんは「あいさつは、言葉に気持ちを乗せることが一番大事」と強調。ポイントに、相手の目を見て、大きい声で、早口にならないこと、高めの声を心掛けることなどを挙げた。

 次に生徒たちはいくつかのグループになり、あいさつを練習。お辞儀をしながら声を発するのではなく、声を発し終わってからお辞儀をすること、「優しい笑顔」を意識することなどの指導を受け、少し恥ずかしがりながらも練習を繰り返した。

 また、佐野さんは「あいさつすることで損することはほとんどない〃はず〃、笑顔を投げ掛けたら笑顔が返ってくる〃はず〃など、プラスに考えて、なるべく自分からあいさつをしていってほしい」と呼び掛けた。

 生徒会長の柳田詩織さん(15)は「あいさつする側にマイナス思考は必要ないという言葉が特に印象的だった。何気なくしていたあいさつだったが、新しい貴重な学びがたくさんあった」と感想。

 佐野さんは「皆さんがあいさつを〃当たり前〃にしていけば、それが他の生徒たち、地域の当たり前になる」と説明。「今回のこの場を〃当たり前の第一歩〃にしてほしい」と話していた。

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