星雲、初の３位入賞
本紙掲載日：2021-08-12
9面
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全九州高校体育大会女子団体−アーチェリー
延岡星雲高アーチェリー部（塩崎りん主将、近藤伸哉顧問、２２人）が、７月に佐賀県で行われた全九州高校体育大会の女子団体で３位に入った。創部３年目で過去最高の成績。２１日に福井県で開催される全国高校総体（インターハイ）にも出場予定で「今までやってきたことを発揮したい」と意気込んでいる。
同校のアーチェリー部は２０１８年、前年に赴任した顧問の近藤教諭が当時の１、２年生５人と同好会を発足。今回の団体戦のメンバーらが入学した１９年、部に昇格した。
九州大会には、各県で１位になった学校（開催地は２校）の計９校が参加した。予選ラウンドを僅差で上位４校に入り、決勝トーナメントに進出。準決勝では優勝した折尾（福岡）に敗れたものの、堂々の３位入賞を果たした。
同好会を発足した当時は、練習場を探すところから始まった。現在は校内に練習場はあるが、大会の規定で設けられた距離は確保できておらず、近藤顧問は「ハンデが大きい中での参加。苦しい状況で大会に臨んだ」と言う。だからこそ「正直すごくうれしくて、結果が出せてほっとした」と語る。
メンバーの塩崎主将、日�眸�菜、岩下心咲、渡辺倖永（いずれも３年）全員が高校から競技を始めた初心者。今回が初めての団体戦で「当たって砕けろ精神で挑んだ」。他校の選手たちから刺激を受け、結果にもつながったという。仲の良さも後押し。決勝でも「楽しもうと臨めた」。最後まで楽しく戦い抜いた。
個人戦では日�發�５位に入り、着実に力は付いてきた。次はインターハイ。塩崎主将は「自分たちらしくみんなで頑張りたい。最後まで明るさを保てれば」。大舞台に向けて気持ちを高めた。