ＦＣ延岡ＡＧＡＴＡ、初の全国へ

九州社会人サッカー選手権

　ＫＹＦＡ第５７回九州社会人サッカー選手権全国大会予選が７月３１日〜８月１日、宮崎市のひなた県総合運動公園で行われ、延岡市のＦＣ延岡ＡＧＡＴＡが２０１９年の発足以来初めて全国大会（１０月９〜１３日、栃木県）出場を決めた。

　大会には、予選を勝ち抜いた沖縄県を含む九州各県の代表８チームと九州リーグの上位４チームが出場した。全国大会に出場できるのは４チーム。県代表２チームと同リーグ１チームの４グループに分けたトーナメント戦を行い、県代表同士の戦いを制したチームが同リーグのチームと代表決定戦で競った。

　県予選で８チームの頂点に立ったＦＣ延岡ＡＧＡＴＡは、初戦でＦＣセリオーレ（沖縄代表）に４―１で勝利。代表決定戦では、今季負けなしの強豪、沖縄ＳＶ（九州リーグ第２代表）と対戦した。

　「選手たちからは、強くなりたいという意志を感じる。その分、早く成長してくれた」と桑原勇斗監督。その言葉通り、平均年齢２２歳の若いチームが格上を３―０で圧倒し、初めての全国切符を獲得した。

　指揮官は「たくさんの企業が応援してくれている。どうにか恩返ししたいと思っていたので、結果を出せてよかった」と安堵（あんど）の表情。「選手が常に一生懸命取り組んでくれたおかげ」と感謝した。

　チームが目指すのはＪリーグ昇格。桑原監督は「まず来年の入れ替え戦で九州リーグに昇格するのが目標。今回の全国大会で将来に向けての経験を積みたい。ただ、負けるつもりはない。アグレッシブなプレーで１戦１戦、勝利をつかみたい」と意気込んでいた。

　結果は次の通り。

▽１回戦
ＦＣ延岡ＡＧＡＴＡ　４　３―０　１　ＦＣセリオーレ
　　　　　　　　　　　　１―１

▽代表決定戦
ＦＣ延岡ＡＧＡＴＡ　３　１―０　０　沖縄ＳＶ
　　　　　　　　　　　　２―０