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▽L サイズ 1枚 300円
▽LL サイズ 1枚 500円
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(A4サイズはラミネート加工もできます。ラミネート加工は500円追加) |
L サイズ
(8.9×12.7センチ) |
1枚 300円 |
LL サイズ
(12.7×17.8センチ) |
1枚 500円 |
A4 サイズ
(21×29.8センチ) |
1枚 1,200円
(ラミネート加工は300円追加) |
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命を吹き込まれた人形たち
◆クラルテ「はてしない物語」親子を魅了
国文祭・芸文祭みやざきの分野別フェスティバルの一つ、人形劇まつり2020が20、21日、延岡市の延岡総合文化センターで開かれた。プロの人形劇団クラルテが、約2時間の大作「はてしない物語」を県内初披露。来場した市内の親子らは、命を吹き込まれた人形たちの言葉や動きに魅了され、心温まるひとときを楽しんだ。
戦後間もない1948年に大阪府で発足したクラルテは、今年73周年を迎えた。幼児から大人までを対象にした幅広いジャンルの作品を全国で公演しており、文化庁芸術祭賞(演劇部門)大賞など数々の賞を受賞している。
はてしない物語は、ドイツの児童文学作家ミヒャエル・エンデ原作のファンタジー小説。これをクラルテは、創立70周年を記念して人形劇化。2018年の大阪劇団フェスティバルで作品賞やスタッフ賞に輝いた。
物語の舞台は、本の中の世界、ファンタージエン。少年バスチアンは、滅亡の危機にあるこの世界を救った末、力に溺れ自分を見失う。だが、共に旅をしたアトレーユらのおかげで自らの弱さや過去と向き合い、大切なものに気付いていく―という内容。
公演は大ホールで行われた。団員たちは、さまざまなキャラクターを生きているかのように操り、観客を幻想的な世界へといざなった。感情を引き立てる音楽や色とりどりで明暗豊かな照明、迫力あふれる巨大なセットなどでも魅了した。
訪れた市内の親子らは、主人公やその仲間、山のような大亀など、登場するキャラクターの一挙手一投足にくぎ付け。約2時間、人形たちが感情豊かに話したり動いたりする不思議な世界に浸った。終演後には、盛大な拍手を送った。
同市上伊形町の岩切瑛太さん(10)は「本の中に入っていったり戦ったりするのが面白かった」、一緒に鑑賞した下伊形町の柳田遼亮さん(10)は「終わったばっかりだけど、また見たい」と満足そうだった。
瑛太さんの母、恵さん(47)は「コロナや悪天候で子どもたちに夏休みの思い出をつくってあげられなかったので、見せることができて良かった。貴重な機会をつくってくれて本当にありがたい」と感謝していた。
ロビーにはカラフルな旗や風船が飾られており、人形劇にぴったりな世界観が演出されていた。入場口付近には、子どもたちがワークショップで制作したユニークなオリジナルキャラクターも展示されていた。
今回、クラルテは「はてしない物語」の他に3作品、同市のアマチュア人形劇団「風と土の子」と「りぃぶる」も3作品を公演する予定だったが、コロナ禍でいったん中止となった。この6作品は後日開催が検討されている。