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#学校ムリでもここあるよ

本紙掲載日:2021-09-02
7面

月、火曜日おるたなを開放

◆「小中高生、気軽に来て」

 「子どもネットワークのべおか」(堀之内健吾理事長)は、門川町中須の「コワーキングカレッジおるたな」を、学校や家庭の他に安心できる居場所や相談場所があることを紹介する「#学校ムリでもここあるよ」キャンペーンに団体登録している。30日まで。

 同所は昨年7月、コロナ禍で閉館となっている公共施設の代わりに、子どもたちが行ける場所をつくりたいと、ドラッグストア店跡を借りて整備。最初は週1回、同9月からは毎週月、火曜日をフリースペースとして開放している。

 キャンペーンは、「NPO法人フリースクール全国ネットワーク」(東京)など主催。夏休み明けに増加する子どもの自死を防ぐため、学校や家庭で生きづらさを感じても「地域の居場所で受け止める」「社会全体で見守っている」と伝えようと、全国100カ所以上の〃居場所〃と連携。無償で子どもたちを受け入れる。

 子どもネットワークのべおかは、昨年に続く登録。堀之内理事長によると、毎年夏休み明けのこの時期、学校への行きづらさを示す子どもや保護者からの相談件数が年間で一番多いという。

 また、コロナ禍で大人もストレスを抱える中、「学校にも家にも居場所がないと感じた時、『自分なんか』と自死につながってしまう」と話す。

 「おるたな」は広いワンフロアを間仕切りで分け、ソファや畳などを置いてくつろげるコーナー、1人で学習できる場所、フリーWi−Fi、運動スペースなどがあり、自由に過ごすことができる。

 堀之内理事長は「学校に行かない小中高生のためのオープンカレッジ。気軽に来てもらえれば」と呼び掛ける。

 同キャンペーンは、関係者による虐待、子どもの権利に反する行為や危険を防止し、安心安全な活動と運営を目指す「子どものセーフガーディング」にも力を入れており、「おるたな」スタッフも事前に研修した上で宣誓している。

 オープンは毎週月、火曜の午前9時〜午後3時。保護者からの相談も受け付けている。問い合わせは、子どもネットワークのべおか(電話延岡20・2568)か、月、火曜のみコワーキングカレッジおるたな(電話門川60・2335)まで。

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