パフォーマンス生き生き

延岡星雲高校文化祭・星雲祭

◆体育館での発表をライブ配信

　県立延岡星雲高校（西依功校長、５３９人）の文化祭「星雲祭文化の部」が２、３日、延岡市牧町の同校であった。１７回目の今年は「星超（せいちょう）〜超え続けろ未来ここが僕らのスター☆トライン〜」がテーマ。生徒たちは、この日のために練習を重ねたパフォーマンスを披露した。

　当初、延岡総合文化センターで開催を予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う臨時閉館を受け、学校に変更。ステージ発表を行う体育館は入場者数を制限し、すべての発表の様子を各教室にライブ配信した。

　オープニングでは、書道部と美術部による揮毫（きごう）パフォーマンスがあった。「走り抜ける疾走感」を意識し、両部合わせて１４人の部員が、黒地の大きな紙に赤と青のインクで「星」と「超」の文字を描いた。その様子は前方のモニターにリアルタイムで映し出され、会場の生徒たちは作品が出来上がる過程をまじまじと眺めていた。

　体育の授業でダンスを選択した３年生約３０人によるパフォーマンスもあった。ジャズダンスの動きを取り入れたおしゃれなもの、ポップでリズミカルなもの、アイドルグループ風のかわいらしいものなど、個性豊かなダンスを４組に分かれて披露。最後は教職員も参加して、生徒と息の合った踊りを披露し、体育館が笑いと歓声に包まれた。

　この後、弁論大会、演劇、吹奏楽部の演奏や３年生の合唱コンクールなどを実施。２日目も個別のダンスやバンド演奏の発表、全国大会で優秀な成績を残した同校放送部の映像作品の上映などを行った。

　また、１年生が企画したアトラクションやゲーム、文化部の作品の展示などもあり、生徒たちは２日間にわたり充実した時間を過ごした。