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長岡卓さん(大分)油彩画展

本紙掲載日:2021-09-13
7面
油彩画「涼」と長岡さん
延岡市の旧行縢駅を描いた「春の夢」

20日まで、ギャラリーかわなか

 美しい風景を優しいタッチで描写する大分県出身、在住の画家、長岡卓さん(72)の絵画展「風と光のハーモニー〜長岡卓油彩画展」が20日まで、延岡市伊達町のギャラリーかわなかで開かれている。

 同所で個展を開くのは5年ぶり3回目。長野県安曇野市の水車小屋を描いた「涼」(油彩、F20号)や子猫が花畑から顔を出すかわいらしい作品「逃げられちゃった」(油彩、F4号)など、20点以上の油彩画を展示。家田湿原や祝子川など延岡市内の風景を描いた作品も並ぶ。

 中でも風景画「春の夢」(油彩、F4号)は、2007年に廃線となった旧行縢駅を題材にした作品で、今回のために描き直された。現在は撤去され見ることのできない線路や駅舎が、満開の桜と共に美しく描かれている。

◆「延岡の風景は魅力的」

 「自然の優しさや温かさをありのままに表現したい」と話す長岡さん。延岡の情景について「昔からの風景、手付かずの自然が残っているところが魅力」と話す。会場には四季折々、さまざまな情景の作品が並び、「季節ごとの美しさを見ていただきたい」と、来場を呼び掛けた。

 開場は午前10時から午後6時まで。展示作品は購入もできる。

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