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コノハナロードでコットン収穫祭

本紙掲載日:2021-11-02
7面
コットンを根元から刈り取る西階中生徒
剪定ばさみを使って枝ごとに仕分けていった

西階中1年生が初参加−延岡

 NPO法人コノハナロード延岡市民応援隊(松田庄司理事長)主催の「コットン収穫祭」が10月15日、同市野地町の五ケ瀬川右岸堤防(愛称コノハナロード)であった。会員約20人と西階中学校(城戸勇司校長、313人)1年生のうち18人が参加。約130メートルの花壇に6月に植えたワタ約1200本から、実のコットンボールを収穫した。

 同応援隊が2016年から続けている活動で、西階中が参加するのは今年が初めて。生徒たちは、竹の支柱に巻かれたビニールテープを目印に、成長したワタの茎を、のこぎりで根元から豪快に切り取った。その後、ブルーシートに運び、剪定(せんてい)ばさみで枝ごとに分け、すっきりと仕上げていった。

 コットンについて「ハンマーでたたいても崩れないこと」や「種回りの産毛を使って繊維を作っているのは、世界で旭化成だけ(商標ベンベルグ)」など知識を深めながら、和やかに作業。

 同応援隊のコットンロードプロジェクトリーダー武田弘子さん(80)は「きょうの経験が、ふるさとの良い思い出として残っていけばうれしい。活動は来年以降も続けていきたい」と笑顔で語った。

 収穫したコットンは学校に110本、生徒たちに1本ずつ、会員には2本ずつ配布。黒木愛斗さん(13)は「元々小さかったものがこんなに大きくなって、植物ってすごいと思った」と目を輝かせ、もらったコットンの使い道について「クリスマスリース作りに使いたい」と話していた。

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