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友内川で野鳥観察会

本紙掲載日:2021-11-05
7面
野鳥を観察する参加者

イソシギなど15種を観察−延岡

 県指定の重要生息地であり、環境省の「日本の重要湿地500」に選ばれている延岡市の北川支流・友内川で10月16日、野鳥観察会があり、親子連れら10人ほどが、澄んだ秋空の下、バードウオッチングを楽しんだ。

 観察会は、NPO法人五ケ瀬川流域ネットワークが毎年2月に開催。今年は、新型コロナウイルスの影響で多くのイベントができなかったため、例年とは異なる季節に観察し、野鳥の魅力と豊かな自然に触れてほしいと企画した。

 同市牧町の河川資料館リバーパル五ケ瀬川に集合した参加者は、講師の日本野鳥の会県支部の永田敏治さん(71)=同市大門町=から、これまでの観察会で確認された鳥の特徴や双眼鏡の使い方などを学んだ。その後、1人1個ずつ双眼鏡を持って観察をスタート。友内川沿いを歩き始めると早速、ミサゴがホバリングをして魚を捕獲しており、参加者は「すごい」「魚を取ってる」などと驚いていた。また、モズやヒドリガモの鳴き声が聞こえると、姿を一目見ようと双眼鏡で夢中になって探す参加者もいた。今回観察できたのは、昨年9月の観察会で確認された19種類に比べて少なかったが、イソシギやカイツブリ、カワラヒワなどを含む15種類が見られた。

 初めて観察会に参加したという同市大貫町の吉村睦野さん(46)は「野鳥の鳴き声を意識して聞いて、延岡にいる鳥の多さと自然の豊かさに驚いた」と話した。

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