目指そう健康長寿

ＰＨＲ（パーソナルヘルスレコード）システム構築へ

◆「ウィズウェルネス」に登録しよう

◇検診データをスマホで管理−
ＡＩ（人工知能）で未来の健康状態を予測

　延岡市は新時代ヘルスケア基盤整備事業の中で、市民が自身の検査結果を閲覧できるＰＨＲ（パーソナルヘルスレコード）システムの構築を図っている。その一環として、検診や検査データといった健康情報を管理できる「ウィズウェルネス」を導入している。同アプリは、九州大学などが行っている新型コロナウイルスワクチン接種履歴を証明できる新システムの実証実験でも活用されているスマートフォン用アプリ。

　登録（無料）すれば、今回延岡市が実施している電話調査の結果をいつでも閲覧できるほか、過去に受けた検診結果や新型コロナなどのワクチン接種状況を入力することで、ＡＩ（人工知能）解析による未来の健康予測が可能。隠れた生活習慣病のリスクとその予防に向けた生活習慣改善の提案を受け取ることもできる。


◇歩いてポイントをゲット、買い物に使える「のべおか健康マイレージ」実施中

　延岡市は市健康長寿推進市民会議（米田昌樹会長）と連動して６月から、「のべおか健康マイレージ」制度を実施している。スマートフォン用の同名アプリに登録した上で、各種健康データの入力などを行うとポイントを得ることができる。同ポイントは、地域通貨「のべおかＣＯＩＮ」を通じ、「１ポイント（Ｐ）＝１円」として市内加盟店で買い物などに使える。

　ポイントは、アプリへの新規登録（１００Ｐ）、１日に歩いた数（１〜７Ｐ・４０００歩以上から）、血圧・体重・体温などの入力（１Ｐ）、バーチャルウオーキングコースの完歩（２０〜４０Ｐ）、アプリ内アンケートへの回答（５０Ｐ）などで加算される。

　市によると、運用開始５カ月現在で登録者数は４３００人。５０代が最も多いという。同アプリ登録に関する問い合わせは、カラダライブコールセンター（電話０５７０・０７７・１２２、平日午前９時〜午後６時、１２月２９日から１月３日までは除く）。