延岡工業高校「向洋祭」

青春の１ページ輝く

　県立延岡工業高校（安楽耕三校長、７１０人）の「第５７回向洋祭」は１０月２９日、延岡市緑ケ丘の同校であった。１年生は展示、２年生はバザー、３年生はステージ発表を行い、特別な一日を楽しんだ。

　今年のテーマは「煌（きらめき）〜きらきら輝け青春の１ページ」。新型コロナウイルス感染症の影響が続く中、３年生は体育館で、１、２年生は各教室に配信される映像をリモートで、それぞれ鑑賞した。

　オープニングはダンス部によるステージ発表。グループごとにそろえた衣装に身を包み、格好良く、かわいく、〃キレキレ〃に、それぞれのスタイルでステージを彩り、会場は一気に熱気に満ちた。

　続いて総合司会８人が登場。自己紹介と共に、この日のために用意した渾身（こんしん）のギャグが受けたり、受けなかったりで、また会場は大盛り上がり。「英語を江戸風に言うと」のネタで笑わせたペアは「オーマイゴッド！」を「おみごと！」と読ませるなどの独特のネタを披露した。

　３年生は学級ごとにステージ発表。最初の環境化学システム科は「オリジナル白雪姫」と題し、コントをふんだんに盛り込んだ劇を演じた。また、生活文化科の「ラストシンデレラ」は、この日のために３年生３８人がデザイン、縫製したドレスに身を包んでのショー。前日にドレスのデザインに合わせて作った生花のブーケがさらに装いを豪華にし、華やかなステージになった。

　午後からはオープン参加の生徒たちがバンド、ダンス、歌、ピアノなど普段の学校生活とは違った一面を発揮。１年生はモザイクアートやオープニング動画、入場門を、２年生は学級ごとのバザーを担当し、向洋祭を支えた。