延岡、全国ならず−高鍋１１連覇
本紙掲載日：2021-11-15
9面
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全国高校ラグビー県予選
第１０１回全国高校ラグビー大会県予選は１４日、ひなた県総合運動公園ラグビー場で決勝が行われ、延岡は０―８８で高鍋に敗れた。高鍋は１１連覇を果たし、全国大会（１２月２７日から、大阪府）に出場する。
結果は次の通り。
▽決勝
高 鍋 ８８ ４８― ０ ０ 延 岡
４０― ０
◆意地の攻撃届かず−延岡
２５年ぶりに決勝の舞台に立った延岡は、果敢なタックルで食らい付いたが反撃の糸口をつかめなかった。森田康平監督は「夏以降、３年生は勉強と部活の両立をよく頑張った。不器用なりに成長した」。力を尽くした選手をねぎらった。
１１人の３年生のうち７人が高校まで競技未経験。１年時の県予選は初戦敗退だったという。そこから伝統の低いタックルなど基礎を学び、徐々に力を付けていった。
決勝は、高鍋の猛攻に複数人で対応。低く鋭いタックル、スクラムで守った。ＦＷ山口拓望らが抑え込む場面も多く、格上相手に一歩も引かず。終了間際には敵陣深くで相手キックをカットし、意地の攻撃。ＦＷ陣が再三攻めたが、ゴールラインまであと約３０センチのところで惜しくも阻まれた。
１年時から花園を目標に、高め合ってきた３年生。「延高らしくやるぞ」「最後まで楽しむぞ」。声を掛け合って最後までボールを追った。主将の�皹才竜韻蓮孱泳楴茲蠕擇譴覆�った。大学でこの悔しさを晴らしたい」。森田監督は「先輩たちがつくった良い雰囲気を引き継ぎ、何年かかってもまた、この舞台に戻ってきたい」と誓った。
◇伝統受け継げた−橋口涼祐（副主将）
「森田先生を決勝に連れて来られたのはうれしい。廃部にならないように続けてくれた先輩らＯＢの方々の伝統を受け継げた気がする。高鍋には花園の舞台でも頑張ってほしい」