１２月１０、１１日、日向で映画祭

ドライブインシアターとマルシェ

　県北唯一の映画館延岡シネマ（延岡市北町、有田美紀支配人）は、車内から映画を楽しむ「ドライブインシアター」と軽食やスイーツを味わう「にぎわいマルシェ」を組み合わせたイベント「映画と音楽とまちのにぎわい映画祭ＩＮひゅうが」を１２月１０、１１の両日午後６時半から、日向市日知屋の大王谷公園駐車場で開く。チケットは各日、車１台につき３０００円（にぎわいマルシェの５００円クーポン付き）。来場を呼び掛けている。

　文化庁「ＡＲＴＳｆｏｒｔｈｅｆｕｔｕｒｅ！」事業の補助を受けて企画。延岡でも開き好評を博したイベントの第２弾で、今回はよりファミリーで楽しめる長編アニメーション映画「怪盗グルーのミニオン大脱走」を１０日に、海とイルカに魅了された男の宿命を描く「グラン・ブルー完全版」を１１日に上映する。

　上映開始まで会場後方で「にぎわいマルシェ」を開催。日向、延岡の両商工会議所青年部の協力で、居酒屋「笑満（えんまん）」と「秀人」から炭火焼き、豚汁、おでん、おにぎりなどが出品され、購入した軽食は映画を見ながら食べることができる。車外に出る時はマスクが必要。１０日には創作洋食屋「食堂ｔｅｔｏｔｅ」、１１日には「大阪たこ焼きほんまもん」も出店する。

　また、ディズニー最新作「ミラベルと魔法だらけの家」の限定グッズ（非売品）が当たる抽選会もある。

　完全予約制で、チケットの申し込みは１２月６日まで。電子チケット「ＰａｓｓＭａｒｋｅｔ」と、延岡シネマの窓口で扱っている。問い合わせ先は延岡シネマ（電話０９０・８３９３・３５０２）。


◆家族で楽しめる長編アニメ
【怪盗グルーのミニオン大脱走】（１０日）
ユニバーサル・スタジオとイルミネーション・スタジオによる人気アニメーション「怪盗グルー」シリーズの第３弾。
最高の怪盗でなく最高の父親になる道を選んだグルーは、「反悪党同盟」のエージェントとして働いていたが、ある時、悪党のバルタザールを捕り逃がし、同盟をクビになってしまう。
これを機に、ミニオンたちはグルーが悪党に戻ることを期待するが、彼にその気がないと知って失望し、新たなボスを探す旅に出てしまった。
ますます落ち込むグルーは、生き別れていたことすら知らなかった双子の兄弟ドルーの存在を知り、彼に会いに行くのだが…。
日本語吹き替え版は、シリーズでおなじみの笑福亭鶴瓶、芦田愛菜、中島美嘉らが続投。バルタザール役に松山ケンイチ。（吹き替え版）


◆海といるかに魅了された男の宿命
【グラン・ブルー完全版】（１１日）
「レオン」「フィフス・エレメント」のリュック・ベッソン監督の出世作「グレート・ブルー」に４９分の未公開場面が加えられた完全版。
フリーダイビングの世界チャンピオンであるエンゾ（ジャン・レノ）は、ライバルにして幼なじみのジャック（ジャン＝マルク・バール）を大会に誘う。エンゾにとって幼なじみのジャックと戦うこと、そして彼に勝つことは長年の夢だった。
しかし２人の対決は思わぬ悲劇を呼んでしまう。
実在のダイバー、ジャック・マイヨールをモデルに、ボンベを使わずに潜水記録を競うフリーダイビングに命を懸ける２人の男を描く。