オミクロン陽性者と帰国・県内在住者が２人
本紙掲載日：2021-12-10
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検査、２度とも陰性・車で帰県
県は９日、新型コロナの新たな変異株「オミクロン株」の陽性者と、同じ飛行機に乗っていた２人が県内在住者だったと発表した。２人は濃厚接触者として同日午後、宮崎市内の宿泊療養施設に入った。
厚生労働省の発表によると、陽性者は国内４例目で、ナイジェリアから４日に入国した５０代男性。８日にオミクロン株と分かった。国はオミクロン株陽性者と同じ飛行機に搭乗した人はすべて濃厚接触者として扱っている。
県感染症対策室によると、２人は入国時と７日に２度、検査を行い、新型コロナの陰性が確認されている。８日夜に車で帰県しており、県内で他者との接触はないと判断している。個人の情報については公表しない。２人は現在も症状はなく、最終接触から１４日後の１８日に療養を終える予定という。
県感染症対策室は「オミクロン株はまだ知見がそろわず、慎重な対応が必要。今後県内で陽性者がいた場合、ゲノム解析でオミクロン株を早期に検知する態勢を整えている。引き続き、基本的な感染防止対策を徹底してほしい」としている。