山田、井下が準Ｖ、黒田３位

ドラゴンカップ西日本空手道選手権

　第２５回ドラゴンカップ西日本空手道選手権大会（ワールド極真会館鹿児島支部主催）は１１月２１日、鹿児島県立体育館で行われ、組手の中学男子中量級で日向道場の山田幸征（門川中２年）、同重量級で延岡道場の井下敦仁（西階中３年）がともに準優勝、小学５年男子チャンピオンクラス軽量級で日向道場の黒田蓮（大王谷小）が３位に入った。

　大会は組手５２部門に４２１人、形１４部門に１９５人がエントリー。井下と山田はそれぞれ地元の選手を破るなどして決勝に進出。黒田は熊本の選手に勝って４強入りした。

　日向道場の山田典宏分支部長は「コロナ禍でまともに練習もできない状況での大会出場となった。その中でも黒田、山田が頑張ってくれた。来年に向けてさらなる飛躍をしてもらいたい」と期待した。

　延岡道場責任者の都甲俊文さんは「井下はこつこつと練習を積むタイプで、今回も体力練習から取り組み、体力に自信をつけた。その中から効かせる技の攻略に余念がなく、その集大成が今回の結果につながったと思う」。同道場の甲斐万久師範代は「中学男子重量級に出場した井下と日吉優斗は受験生でもあり、通塾の調整を行うなど限られた時間を有効に使い、大会に臨んだ。日吉はこのクラス初出場ながら、格上の相手に対し果敢に攻め、負けはしたが、大きな自信を得たようだ。井下は地元の実力者を相手に善戦及ばず僅差で敗れた。２人とも次につながる試合をしており、来年３月に宮崎で開催される全九州大会をはじめ今後に期待したい」とコメントした。