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海岸を舞うチョウ

本紙掲載日:2022-01-20
7面

アーティスト3人がコラボ制作

 まるでチョウのような美しい姿を披露しているのは、延岡市在住のダンスインストラクター節賀恵子さん(Keikoダンススクール代表)。同じく同市の現代美術家アーナー恵子さんがボディーペイントを施し、日向市在住の写真家森田強さんが撮影した=写真=。

 「アーティスト3人のコラボで作品を作ってみたい」と企画。節賀さんは、アーナーさんがボディーペイントの国際大会に出場する際などにモデルを務めている。今回は森田さんが加わった。

 制作は、延岡市北浦町のSHIMOASOCAFEで昨年10月に行われた。テーマのチョウは、節賀さんが代表を務めるダンススクールのシンボルだ。

 アーナーさんは、専用の絵の具を使い、3時間半かけて節賀さんの全身に描いていった。この間、節賀さんは立ったまま、ほぼ動くことができない。描く側、描かれる側とも過酷な状況を乗り越えて、作品が完成した。

 〃チョウ〃となった節賀さんは、近くの下阿蘇ビーチに飛び出し、この日のために用意した舞を披露。その姿を森田さんが撮影した。

 ボディーペイントは、水で流すと一瞬で消えてしまう。森田さんは制作風景から完成まで、作品の鮮明さ、躍動感などをしっかりと写真に収めた。

 節賀さんは「舞踊家、美術家、写真家の3人がそれぞれの持ち味を出し、一つの作品を作れてとても感激した。今後は多くの方々に、さまざまなアートの世界があることを広めたい」と話した。

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