甲斐（延岡出身）岡山シーガルズに入団

「新人らしくフレッシュに」−バレーボールＶリーグ

　バレーボールＶリーグ１部の岡山シーガルズに、都城商の甲斐理香菜（１８）＝土々呂中出身＝が入団する。甲斐は「周りのレベルが高く、自分がどれだけ挑戦できるか楽しみ。身長が小さいので、相手の高さを利用してポイントを取ったり、相手が嫌がるプレーをしていきたい」と意気込みを語った。

　小学３年からバレーを始めた。中学時代は県で１６強が最高成績だったが、ＪＯＣ（ジュニアオリンピック）県選抜に選ばれたことで強豪の都城商に進学。めきめき頭角を現し、最高到達点２９４センチのアタックを武器に得点源として活躍した。主将でエースとして迎えた昨夏の全国総体は３位、先月の全日本高校選手権では１６強入りに貢献した。

　「きつかったけど、練習で手を抜いたら試合で決まらなくなると思い、意識して取り組んだ」と高校生活を振り返る。休日はほとんどなく、平日は夜中まで練習する日もあったという。入学当初は走り込みについていくのがやっとだったが、３年間で体力面も精神面も大きく成長した。

　同期入団は６人。先輩には本県出身の田口絢佳選手もおり、「地元宮崎について話したりした。（同郷の人がいて）安心感がある」。２日チーム寮に入り、さっそく午後から練習に参加するという。

　「早く環境に慣れ、思いっきりプレーできるように先輩たちを見習って毎日練習する。スパイクだけではなく、レシーブも巧みな選手を目指し、まずは新人らしくフレッシュに、どんな小さなことでもいいのでチームに貢献していきたい」。国内最高峰の舞台に向け気合十分だ。