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参加しようさんさんクラブ

本紙掲載日:2022-02-14
7面
延岡市さんさんクラブ大会で、新規発足クラブとして、県老人クラブ連合会長表彰を受けた「さんさんクラブ野地東」
百歳体操に取り組むさんさんクラブ野地東の会員たち

声掛け合い、閉じこもり防ぐ−新規発足・野地東(延岡)の取り組みから

◆生きがい、健康、地域づくりに−

 高齢者の自主組織「さんさんクラブ」(老人クラブ)。主に60歳以上で地区ごとに組織され、生きがいや健康づくりに効果を上げているが、近年は会員の減少や役員のなり手不足に悩むクラブが増えている。そのような中で、延岡市の「さんさんクラブ野地東」は今年度新たに結成され、市の大会で新規発足クラブとして表彰された。「和やかに、生活しやすい地域づくり」を目指す同クラブの活動を取材した。

 「今月はこの日がお休みよ。この紙、冷蔵庫に貼っちょってねー」。寒い中、1週間に1度のひとときを楽しみに次々と訪れる会員たちに、大久保梅人会長(73)が優しく声を掛ける。

 「○○ちゃんまだ来てないね」「外から呼んだら出て来るよ」。会員同士、まだ来ていない会員を迎えに行くなど、出たり入ったりしながら、1人、また1人と会員が集まる。

 96歳の女性も毎回参加の常連メンバー。迎えに行った会員に連れられて少し遅れて来ると「あんたが来んと寂しいが」と歓迎された。集合時間を過ぎても、その動きは止まらない。「だいぶ早くなったよね。最初の頃は(始まるまで)1時間以上かかってたもんね」と会員は笑う。

 発足は昨年3月。「高齢者の知識、経験を生かし、生きがいと健康づくり、社会活動を通じて生活を豊かにすること」を目的に掲げた。結成には20人以上の会員が必要で、区長でもある大久保会長が地域を回って趣旨を説明。21人から協力を得て、結成することができた。

 コロナ禍真っただ中ですぐには活動できなかったが、感染状況が落ち着いた昨年6月中旬に1回目を実施。拠点会場の野地東区公民館に4人が集まり、百歳体操を行った。以来、毎週土曜日が活動日。前日には大久保会長や会員同士で声を掛け合うことが習慣となり、台風の時以外は感染対策を講じて実施してきた。参加者も毎回10人ほどは集まるようになった。

 取材した日には包括支援センターの職員が訪れ、百歳体操やスクエア・ステップを指導。会員たちは互いの動きを見合って笑うなど、和気あいあいとした時間を過ごした。

 「(家への)閉じこもりをなくすことができ、顔を合わせることでいろんな話をして、地域の情報を知ることができる」と、大久保会長はさんさんクラブ活動の意義を語る。

 百歳体操など、その日のメインの活動だけでなく、前後の雑談も大切な時間だ。参加者は「この時間が楽しみ」と話し、大久保会長も「顔を知っていることでトラブルがなくなる」「こういった会話の中で本当の困り事を知ることができる」と強調する。

 「生きがいと健康づくりの中で、地域で必要なことの把握もでき、問題解決に役立つ時間になるのがさんさんクラブ。この活動を通じて、さらに和やかに過ごせる地域にしていきたい」と願う。

 同市さんさんクラブ連合会では、会員拡大に力を入れており、住んでいる地域にあるクラブへの加入を呼び掛けている。

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