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島野浦小、中両校に感謝

本紙掲載日:2022-02-22
7面

思い出あふれた合同閉校式

◆「島野浦学園へ引き継ぐ」と誓う

 「私たちの心の中に、地域の方々の心の中に在り続けます」―。今年度末で閉校する延岡市立島野浦小学校(平田政行校長、18人)と島野浦中学校(渡会洋一校長、7人)の合同閉校式は19日、同小体育館であり、子どもたちが長い伝統を築いてきた両校に感謝し、4月に開校する島野浦学園に思いを引き継ぐことを誓った(概要は昨報)。

 小学校は1874年に現在地に、中学校は1947年に小学校に併設する形で創立後、49年に移転独立した。団塊世代の在学中は小学校が400人、中学校が200人を超えた年もあり、卒業生の総数は今年度の卒業者も含め、小学校3662人、中学校2352人。

 しかし少子化で両校とも児童生徒数が減少。2018年には同町区長と両校PTA会長が小中一貫に関する要望書を市に提出。19年から区、学校、保護者、市教委で構成された「開校準備協議会」が協議を重ね、統合し義務教育学校「島野浦学園」として新たに誕生することが決まった。

 式典に先立ち、中学生が、島野浦神社秋季大祭で奉納している伝統芸能「獅子狛(ししこま)」を披露。

 式では読谷山洋司市長が「いつまでも島の大切さを忘れない子どもたちが大人になるような学習を進めていくことを、皆さんと一緒に実現させたい」とあいさつ。澤野幸司教育長は、両校の卒業生で県立延岡病院に勤める岩谷健志医師が、医師を目指すと決めたきっかけが小中9年間の学びにあり、「島のためになる仕事がしたい」との志が今も支えだと語っていたことを紹介。「島野浦小、中で学んだ誇りを大切に。きっと皆さんの宝物で、人生を豊かにする財産になる」と呼び掛けた。

 小学生の「お礼の言葉」は、家族や地域の人から聞き取った在学中の思い出を盛り込んで構成したもので、児童が一言ずつリレーで発表。「弁当にとうじん干しとイモを持って行った」「はだしで馬跳びをしたり、陣取りをしたりした」などの言葉に、涙を拭う出席者の姿も見られた。児童は最後に「地域の方々の思いを引き継ぎ、立派な学校を創っていきます」と誓い、「明日へつなぐもの」(栂野知子作詞・作曲)を歌った。

 中学生は、同中として最後の卒業生となる岩佐勇希さん(15)が「9年間たくさんの経験をし、学んだ島野浦小、中学校に感謝の気持ちでいっぱい。学校行事などで地域の方々や友達とたくさんの絆をつくることができた」、長野陽平さん(15)が「私たちの育った学校には数々の伝統がある。この学校の児童生徒としての誇りを持ってこの伝統を守っていきたい」と話した。

 佐藤凡乃佳生徒会長=2年=(14)は「先輩方のそれぞれの思い出が詰まった島野浦中学校。75代の先輩方と共に島野浦中学校の思い出を宝にする」と決意の言葉。中学生全員で「いのちのうた」(竹内まりあ作詞、村松崇継作曲)を歌った。

 式典後にあった記念碑除幕式で、渡会校長は「これまで築き上げてきた伝統を後世に残すべく、記念碑を除幕する」とあいさつ。来賓と児童生徒代表の結城埜々香さん(12)、長野さんが紅白のひもを引き、建立された記念碑を披露した。記念碑は中学校にも建立予定。

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