夕刊デイリー新聞社は、本紙に掲載された写真の提供サービス(有料)をしています。
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写真のサイズと料金は次の通りです。
▽L サイズ 1枚 300円
▽LL サイズ 1枚 500円
▽A4 サイズ 1枚 1,200円
(A4サイズはラミネート加工もできます。ラミネート加工は500円追加) |
L サイズ
(8.9×12.7センチ) |
1枚 300円 |
LL サイズ
(12.7×17.8センチ) |
1枚 500円 |
A4 サイズ
(21×29.8センチ) |
1枚 1,200円
(ラミネート加工は300円追加) |
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提供できない写真もありますので、まず、本社にお電話をください。
掲載日などをお聞きし写真を確認した上で準備します。
受け渡しは、本社または支社、支局に来社していただくことになります。
写真によっては提供サイズが限られる場合があります。
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野中梨恵さん(延岡市出身)東京で個展開催中
◆「やれる理由」を最優先に、勇気を持って行動
アート制作を始めて約1年。延岡市出身で看護師の野中梨恵さん(43)=東京都中野区=は、初の個展を東京で開催している。「いずれは延岡でワークショップを開くのが夢」と語る。
1年で人生が変わった=野中さんは延岡市岡富町出身。子育てが落ち着いてきたころ、夢だった医療系の資格を取得しようと専門学校に進学。育児、家事、学業と仕事を両立しながら看護師の国家資格を取得し、延岡で働いていた。38歳の時、子どもの就職を機に神奈川県横浜市の病院に転職。翌年、東京へ転居した。現在は訪問診療を専門とするクリニックに勤務している。
アートとの出会いは、東京へ転居した2018年。電車ですぐに行ける距離に美術館やギャラリーが多くある環境に感動し、休日のたびに足を運んだ。
インターネットやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で検索する記事も次第にアート関係のものばかりに。昨年1月、「アルコールインクアート」のワークショップに参加したことが、制作に取り組むきっかけになった。「自身の世界を表現、発信できる喜びに心をつかまれた」
同6月、キャンバスの上にアクリル絵の具と粘度のあるペーストで質感や凹凸を表現する抽象画「テクスチャーアート」に出会い、没頭。「生活の最優先になり、毎日部屋が画材に埋もれている」と笑う。
写真共有アプリ・インスタグラムで作品を発表すると、うれしいコメントが多く、延岡の友人からも「影響されて私もこれを始めた」と報告があるなど、やりがいにつながった。
初の作品展はテクスチャーアートに出会って3カ月の9月、イタリア・ミラノでのグループ展だった。インスタグラムで作品を見た人からの声掛けで出品し、その後も数回、国内外のグループ展に参加。「2、3年以内にできれば」と考えていた個展も勧められ、「チャレンジしたい」と短期間で準備した。
「やれる理由を最優先に考えるようになった」と野中さん。30歳をすぎて看護専門学校に入学、上京など行動には勇気がいったが、「諦めないで良かった。やればできると経験を通して学んだし、今のアートにつながっている」と振り返る。
野中さんの作品は、試行錯誤して生み出したという「羽」をモチーフにしているのが特徴。「アーティストは全く知らなかった世界。1年でがらりと人生が変わったし、諦めなかったら世界はどんどん広がっていく」と声を弾ませる。
一方、「以前はやれない理由を探していた」といい、「(自身の活動が)誰かの励みや何かを始めるきっかけになればうれしい」と話す。「将来、延岡でワークショップを開催し、町おこしに貢献したいし、(参加した人に)好きや可能性を広げてほしい」と夢を語った。
◆21日まで開催
初の個展「―flap―」は、東京都麻布十番のエナジーテラスSunnyGo内で1日から始まり21日まで。観覧無料。
すべてテクスチャーアートで約20点を展示。期間中、ワークショップも行う。休館、在廊日、ワークショップの内容などについてはインスタグラムで発信している。
=写真はすべて本人提供=