九州サッカーリーグ第３節

ＡＧＡＴＡ、ホーム開幕戦ドロー

　ＫＹＦＡ第５０回九州サッカーリーグの第３節は２７日、九州各地で行われ、初参入のＦＣ延岡ＡＧＡＴＡは初のホーム戦で日本製鉄大分と対戦し、１―１で引き分けた。１勝１分け１敗の勝ち点４で６位。

　ＡＧＡＴＡは前半、立ち上がりに左サイドを抜け出したＦＷ伊集院雷のクロスを、フリーになっていたＦＷ天川力駆が落ち着いて決めて先制。守ってはＧＫ田渕佑の好セーブなどで無失点に抑えた。

　追加点が欲しい後半。１０本のシュートを放ち果敢に攻めるも、２１分にミスから自陣深くまで攻め込まれ、セットプレーで失点。多くの好機をものにできず勝ち点１を分け合った。

第４節は４月３日、再びホーム戦。延岡市西階陸上競技場でＢｒｅｗＫＡＳＨＩＭＡ（佐賀）と対戦する。午前１１時キックオフ。
結果は次の通り。

▽第３節
ＦＣ延岡ＡＧＡＴＡ（勝点４）　１　１―０　１　日本製鉄大分（勝点１）
　　　　　　　　　　　　　　　　　０―１

▽得点者＝天川（Ｆ）。藤野（日）


◆サポーター５００人が応援−主将「次こそは初勝利を」

　初のホーム戦は引き分けに終わった。主将の深澤卓真は「集まってくれた人たちに勝利した姿を見せたかったが残念。もっとアグレッシブに戦い、次こそはホーム戦初勝利を挙げたい」と語った。

　この日は天候にも恵まれ、約５００人のサポーターが集まった。新型コロナウイルス感染防止対策として声援を送ることはできなかったが、ＡＧＡＴＡのＴシャツやタオルを手に、拍手や身ぶり手ぶりで応援した。

　待望のホーム戦初ゴールは、ＦＷ天川。けがで出遅れていたが「支えてくれた人たちに恩返ししたかった」。ＦＷ伊集院のクロスを冷静に決めると、両手を掲げ仲間と喜び合った。

　後半に追い付かれると、３人のＤＦも前線まで上がり全員で猛攻。１０本のシュートを放ち貪欲にゴールを狙ったものの、ネットを揺らすことはできなかった。

　桑原勇斗監督は「攻守の切り替えが課題。簡単なミスから崩れ、自分たちのリズムでゲームができなかった」と振り返った。次節は２位のＢｒｅｗＫＡＳＨＩＭＡが相手。「厳しい戦いになると思うが、アグレッシブに挑戦している姿を延岡の皆さんに見てほしい」と話した。