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ふるさとへ思いを込めて

本紙掲載日:2022-04-02
7面
岡富中「imotako」の2021年度最終号「春号」

苦労の末、春号できました

◆延岡・岡富中の地域情報誌

 地域についての学びを発信する延岡市立岡富中学校(粟田茂樹校長)の地域限定情報誌「imotako」の2021年度最終号「春号」が完成した。校区内の店舗や病院などで計3千部を配布している。

 同校は、地域の良さや課題を発見、発信することで「ふるさとへの思い」を持つこと、主体的な学びから達成感を得ることなどを目的に、年度内3回の発行を目指して取り組んできた。

 昨年9月に創刊号、今年1月に新春号を発行。3号目は、コロナ禍で予定通りには進まなかったが奮闘し完成した。

 今回は高千穂通、山下町、昭和町周辺を対象に、全校生徒から寄せられた情報を元に編集委員が8本のテーマを選び、交渉から取材、記事を作成し、A4サイズ全8ページの情報誌にまとめた。

 表紙は、同校が長く交流しているわかば幼稚園(北町)の子どもたち。生徒の約半数の母校である岡富小の二宮金次郎像、今山八幡宮にある徐福岩、山下新天街の中のこども食堂、商店街の取り組み、完成したばかりの延岡駅西口街区ビルなども取材した。

 取材交渉からすべて生徒たちが行った。相手と時間が合わず、ファクスのやり取りで記事を完成させたこともある。生徒が工夫して主体的に動く姿に保護者から「いい勉強をさせてもらった」という声が届いているという。

 新年度も挑戦する予定で、佐保博光教諭は「無限に記事が出て来そう。できるならずっと続けたい」と期待している。

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