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(A4サイズはラミネート加工もできます。ラミネート加工は500円追加) |
L サイズ
(8.9×12.7センチ) |
1枚 300円 |
LL サイズ
(12.7×17.8センチ) |
1枚 500円 |
A4 サイズ
(21×29.8センチ) |
1枚 1,200円
(ラミネート加工は300円追加) |
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10日、記念のJ★コンサート
昨年創部40周年を迎えた延岡市の東海小学校吹奏楽部(山本由美子顧問)は、10日午後2時から同市東浜砂町の延岡総合文化センター大ホールで「創部40周年記念J★コンサート」を開く。入場無料。
◆全国大会銀賞の曲など演奏・卒部生−小坂厚子さん(クラリネット)のソロ演奏も
同部は1981年創部。40年の節目だった昨年、県代表として出場した九州小学生バンドフェスティバルで金賞を受賞。県北の小学校吹奏楽部として初めて全国大会に出場し、14人の小編成ながら銀賞を受賞した。
コンサートは今春卒業した6年生5人を含む、2〜6年生(旧年度)の部員15人で演奏できる最後の機会。山下明里部長は「このメンバーでの発表は最後。今までのことを全部出し切って楽しみたい」、三樹柚菜副部長は「私たちもお客さんも思いっきり楽しめるようにしたい」と意気込む。
プログラムは4部構成。同部のテーマ曲のような存在になっている「ザッツアプレンティー」などを演奏する1部に続き、2部は、2005年度卒部生の小坂厚子さんによるクラリネットソロコンサート。
全国大会の報告ステージは3部。大会で演奏した曲を演奏するほか、DVDを上映する。4部では卒部生が加わり、総勢約60人で「ディスコキッド」、6年生のソロが入る「ウィアーザワールド」などを演奏する予定になっている。
初の全国大会は「夢のような経験ができた」と山下部長。同部を長年率いてきた山本顧問によると、楽器を始めたばかりの部員が半数以上を占める中、部の伝統となっている「目配り、気配り、心配り」の通り、高学年の児童が下級生を世話し、「みんなで力を合わせ、まとまることができた」という。
出場が決まると、地域の人たちからねぎらいの言葉や差し入れなど、多くの支援があったという。「コロナ禍で、この子たちの一番近くで愛情を持って応援してくれている人たちに直接見てもらう機会がなかった。このコンサートは、近くで演奏を見てもらいたい。感謝の気持ちをたっぷり込めて」と山本顧問。
山下部長、三樹副部長は「たくさんの応援ありがとうございました。感謝の気持ちをたっぷり込めて演奏します。ぜひ見に来てください」と来場を呼び掛けた。
◆「先生、何しよっと?」が始まり−設立者は工藤由紀子さん
「東海小に赴任したのが私にとってすべての始まり。何の経験もなかったけれど楽しくて…」と話すのは、40年前、同部を設立した工藤(旧姓・龍)由紀子さん(64)=現・延岡少年少女合唱団代表=。
当時、工藤さんは大学を卒業したばかりの教諭。大学時代にマンドリン部に入っていただけで、正式に勉強したわけではなかった音楽専科担当になったことに不安を抱えつつも、多忙な日々を送っていたある日、音楽室で、ほこりをかぶった楽器ケースを見つけた。
楽器を取り出していると、5年生の男子児童に「先生、何しよっと?吹いてみたい」と懇願された。気付けば昼休みに児童が楽器目当てに集まるようになり、その音を聞いたのか、当時の校長からブラスバンド結成を提案された。
赴任2年目の1981年4月、部員募集や楽器購入など準備を始め、5、6年生を中心に部員約20人でスタート。まずは毎年運動会で登場していた鼓笛隊をブラスバンド主体でやることを目標に、音鳴らしから始めた。その後、校歌や行進曲を練習した。運動会では、1600人の全校児童が行進する足音にも負けない演奏で喜ばれた。
毎年少しずつ楽器を買い足し、また、家にある楽器を持参して入部する児童もおり、創部3年目には、部員約40人のみで鼓笛隊が担えるようになった。
低中高音すべての楽器がそろった創部4年目、県吹奏楽コンクールに初出場。「大人の私にも吹けないような難しさだった」(工藤さん)という2曲を何とか仕上げ、審査員から称賛、励まし、改善点など温かい言葉を受け取った時の感動は忘れられない。評価カードは今も大切にしまっている。
工藤さんは同校に5年勤め転勤したが、同部は40年絶えることなく続いている。特に20年以上同部を率いている山本顧問には「つないでくれて、一生懸命指導してくれたからこそ」と感謝の気持ちでいっぱいだ。