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金属加工業でサックス奏者

本紙掲載日:2022-04-11
7面
田中さんが制作したオブジェ。中のリングは両端にきっちりと収まる
「リクエストはありますか?」工場にテナーサックスの音が響いた

田中孝一さん(延岡)がオブジェ制作

◆ステンレス棒の端材から−「ただの自己満足ですけど…」

 テナーサックスの音が響く作業場に、ダンベルのような形をした金属製の小さなオブジェが二つ。棒を通るリングは、両端の円盤の突起に気持ちが良いほどきれいにはまる。

 延岡市野地町「田中鉄工所」の田中孝一さん(79)が、ステンレスの丸棒の端材(直径5センチ×長さ10センチ)から削り出して作った。

 部品をそれぞれ作って接合したのではなく一体物。両端がふさがった形なので、中のリングは取り出せない。「完全に自己満足の品物です。使い道は自分でもよく分からない」と笑みがこぼれる。

 15歳で旋盤を使う金属加工の世界に飛び込み、今年で65年。「自分がこれまでに培ってきた技術を〃証し〃として残したい」と、2月初めからオブジェの制作に取り掛かった。

 その時はまだ、全自動で金属を加工する「NC旋盤」も持っていたが「(個人的には)魅力を感じない」と使わず、その後売り払った。本当に作れるのか?と自問自答しながら設計図を描き、愛用の汎用(はんよう)旋盤を用いて、丸4日かけて手作業で丁寧に削り出していった。

 テナーサックス奏者としても活動しており、作業場には、野口記念館で行った単独ライブの様子や「おやじバンドコンテスト」で審査員特別賞を受賞した時の写真が飾られている。また、どっかりと置かれた大型のスピーカーからは、約10年前にスタジオ録音した自作CDの音が流れている。

 改めて「物作りもテナーサックスも、自分にとっての生きがい」と話す田中さん。「この年になるまで続けてこられたことが、まずとても幸せ」と振り返り「常に好奇心を持って、研究していくことが何より大事なこと。いくつになっても楽しんでいたいです」と朗らかに語った。

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