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平岡浩さん(福岡)寄贈絵画展

本紙掲載日:2022-04-30
7面
平岡浩さんが寄贈した五ケ瀬町の風景が展示されている会場

五ケ瀬町を描く−5月15日まで、自然の恵み資料館

 福岡県の画家、平岡浩さんが描いた五ケ瀬町の風景画を展示する「平岡浩寄贈記念絵画展〜四季の香り五ケ瀬を描く」が5月15日まで、同町自然の恵み資料館で開かれている。入場無料。会期中無休。同町、同町教育委員会主催。

 平岡さんは1946年、旧満州生まれ。福岡県立香椎工業高卒。これまでに、日動画廊「昭和会展」「第13回日仏現代美術展」などに出品し、福岡県立美術館や福岡市立美術館で個展を開催している。同県太宰府市在住。

 同町によると平岡さんは、仕事で鞍岡を訪れたことをきっかけに、たびたび来町して四季折々の景色を描くようになったという。昨年12月、この十数年間に描いた20点を町へ寄贈。今展は、町内外の人にこの作品を見てもらおうと企画された。

 20点はいずれも油彩画で大きさは4〜40号。浄専寺(三ケ所)の満開のしだれ桜、濃い緑が生命力を感じさせる夏の祇園山、紅葉の森の中を流れる五ケ瀬川、家や木々の上に雪が積もった桑野内地区など。

 このうち「初夏の五ケ瀬水田映える頃川曲」(F40号)は、山に囲まれた集落に咲くアジサイ、水面がきらめく田んぼやその上を飛ぶツバメなど山村の風景が精緻に描かれている。

 開場は午前9時〜午後5時。問い合わせは同資料館(電話五ケ瀬82・1288)まで。

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