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3年ぶり百済の里春まつり

本紙掲載日:2022-05-04
7面

韓国文化感じる一日−美郷町南郷

 百済王伝説にちなみ、韓国文化を感じてもらう「百済の里春まつり」が1日、美郷町南郷神門の「南郷茶屋」周辺で3年ぶりに開かれた。コロナ禍での久々のイベントとあり、多くの家族連れでにぎわった。

 例年ゴールデンウイークに合わせて開催していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で一昨年、昨年は中止。今年は検討を重ねた結果「イベントがないのは寂しい」という町民の声もあり、町民の連帯感を高めるため、感染対策を徹底して実施することを決めた。

 訪れた人たちは韓国茶の飲み比べや、ヤンニョムチキンなどの韓国料理を楽しんだほか、チマ・チョゴリなどの韓服の試着が人気だった。

 娘(15)と一緒に、美しい刺しゅうがあしらわれたチマ・チョゴリを試着した都城市の女性(47)は「韓流ファンで、5年前に一度来たことがあります。3年ぶりに開かれると聞き、車で約3時間かけて駆け付けました。やっぱり色がきれいですね」と満足そうだった。

 また、渡川いこいの郷加工グループ(通称・渡川マンマ)ら地元団体による総菜や地場産品の売り場は、買い物客との会話も弾み活気づいた。県シンボルキャラクター「みやざき犬」のダンスショーもあり、盛り上がった。

 同まつり実行委員会の黒木博文事務局長(58)は「開催することに不安もあったが、天気に恵まれ、たくさんの人に楽しんでもらえて良かった」と話した。

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