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野鳥に親しんで

本紙掲載日:2022-05-14
7面

バードカービングと写真展

◆6月13日まで、リバーパル五ケ瀬川

 NPO法人五ケ瀬川流域ネットワーク(山田大志理事長)のバードカービング&野鳥写真展「野鳥を創る」が、延岡市牧町のリバーパル五ケ瀬川で開かれている。6月13日まで。観覧無料。開場は午前9時30分〜午後4時30分。火曜日は休館。

 バードカービングは、一つの木片から彫り出して彩色した野鳥の彫刻。1800年ごろにカモ猟のおとりとして使われていたのが起源とされ、1940年ごろから愛鳥を呼び掛ける工芸品として広まり始めた。

 同展は、毎年5月10〜16日のバードウイーク(愛鳥週間)に合わせて実施。さざんぴあバードカービング教室(同市構口町、講師・佐藤浩栄さん)の受講生と日本野鳥の会宮崎県支部(岩切久支部長)の会員が作品を持ち寄り、野鳥の保護を呼び掛けている。

 18年目の今回は、佐藤さんと受講生ら11人のバードカービング作品111点と同支部会員5人が撮影した野鳥の写真37点を展示。今にも動きだしそうなハヤブサやオシドリの彫刻、生命力あふれるカワセミやメジロの写真など力作が並ぶ。

 佐藤さん(89)は「展示を通してたくさんの人に野鳥や自然への関心を持ってもらいたい。興味のある人はバードカービング教室も見に来ていただけるとうれしい」。

 同支部会員で県北地区の活動を担当する永田敏治さん(72)は「年々野鳥も減ってきている。鳥も人も地球の仲間。この機会にぜひかわいい野鳥と触れ合ってみてほしい」と話した。

◇探鳥会を定期開催

 日本野鳥の会宮崎県支部は、毎月第2日曜日に同市東本小路の城山公園で探鳥会を開いている。時間は4〜9月が午前7時〜8時30分、10〜3月は午前8時〜9時30分。無料。同公園北駐車場に集合し、野鳥の観察を楽しむ。

 永田さんは「開催する日には駐車場にのぼりを立てます。誰でも飛び込みで参加できるので、興味のある方はぜひご参加ください」と呼び掛けている。

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