「積極的に実習」決意新た
本紙掲載日：2022-06-09
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聖心ウルスラ学園高・看護科２年生が宣誓式
県北で唯一、５年一貫教育の看護科を設置している延岡市緑ケ丘の聖心ウルスラ学園高校（佐々木��夫校長）で８日、臨地実習前の「宣誓式」があった。同科２年生４０人が式に挑み、決意を新たにした。
同科の生徒や教職員、保護者が見守る中、ナース服に身を包んだ２年生は１人ずつステージに上がり、白ユリを献花。佐々木校長から白ユリ、十字架、ハートが描かれた同校オリジナルのバッジを受け取り、教職員から胸に着けてもらった。その後、ナイチンゲール像からもらった火をともしたキャンドルを手に、「ナイチンゲール誓詞」を唱和した。
「ありがとう」の反対語として「当たり前」を挙げた佐々木校長は、「当たり前にできることは幸せなこと。当たり前でいられることのありがたさを切に思ってほしい。人生とは当たり前を感謝に変えていくこと。（これからは）癒やされる側から癒やす側になる。謙虚な優しさを大切に、それぞれの道を歩んで」と話した。
佐田栄子理事長は、「皆さんならきっと素晴らしい看護師になれると思う。自信を持ち、これから体験する実習を通して、手と目を使って患者さんを守る看護を考えて」と激励した。
生徒代表の甲斐唯菜さんは「貴重な学びを与えてくださるすべての方々に感謝し、積極的に実習に臨む覚悟。私たちのさらなる決意とナイチンゲールのともしびを心に刻み、仲間と共に努力していく」と誓った。
最後は全員で聖歌「わたしをお使いください」を手話を交えて合唱した。生徒たちは昨年、介護老人施設で実習し、入所者の介助やコミュニケーションを経験。今年は１１月に２週間、延岡市や日向市内の病院で看護実習に臨む。