化粧で印象をプラスに

九保大の就活メイク講座

　就職活動に役立ててもらおうと、九州保健福祉大学キャリアサポートセンター（徳永仁センター長）は１３日、延岡市吉野町の同大で「就活メイク講座」を開いた。学部生９人が、同大卒業生で宮崎ビューティーアカデミー（門川町南町）の峯英男さん（３５）から化粧の仕方を教わった。

　同講座は毎年開催しているが、コロナ禍で一昨年は中止、昨年はオンラインで実施。３年ぶりに対面で行われた。

　峯さんは、就職活動でも化粧の仕方によって企業の面接担当者らに与える印象が大きく変わることを挙げて、「健康な顔色に見えるよう、ファンデーションを上手に使ってほしい」「ナチュラルなフルメークをすることが求められている。化粧をしっかりしているのに、『化粧をしていないみたい』と思わせることが大事」などと強調した。

　学生は、スタッフに教わりながら実際にナチュラルメークを体験。峯さんは「ベースはファンデーションの付きを良くし、むらをなくす」「自分の肌色に合うファンデーションを選んで」などと化粧の基本から説明した。

　「アイカラーは目元を立体的に見せるためのもの。縦にも横にも大きく見せて」「眉は難しいが顔の額縁と言われている」などと、顔のパーツごとに化粧が果たす役割も説明。目元や眉は、外側から目の中心に向かって描くことで外側が濃く、目の中心に近づくにつれて薄くなり、目元がバランス良く見えることなど、細かいポイントも丁寧に助言した。

　また、「人の印象は（出会って）７秒で決まると言われている。面接がプラスから始まるか、マイナスから始まるかでは全然違う」と話した。

　臨床心理学科３年の大山乃愛さん（２０）は「自分ではしなかった方法も教わり、ためになった。慣れるまで時間はかかると思うが、自信を持ってメークできそう」と話した。