夕刊デイリー新聞社は、本紙に掲載された写真の提供サービス(有料)をしています。
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写真は本紙記者がデジタルカメラで撮影したもので、新聞紙上では白黒でも提供写真はカラープリントです。
写真のサイズと料金は次の通りです。
▽L サイズ 1枚 300円
▽LL サイズ 1枚 500円
▽A4 サイズ 1枚 1,200円
(A4サイズはラミネート加工もできます。ラミネート加工は500円追加) |
L サイズ
(8.9×12.7センチ) |
1枚 300円 |
LL サイズ
(12.7×17.8センチ) |
1枚 500円 |
A4 サイズ
(21×29.8センチ) |
1枚 1,200円
(ラミネート加工は300円追加) |
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提供できない写真もありますので、まず、本社にお電話をください。
掲載日などをお聞きし写真を確認した上で準備します。
受け渡しは、本社または支社、支局に来社していただくことになります。
写真によっては提供サイズが限られる場合があります。
また、事件、事故、災害、選挙、肖像権に関係する写真や本社に版権のない写真は提供できませんのでご了承ください。
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「今が一番幸せ」
キャリア教育の一環として、五ケ瀬町立三ケ所小学校(藤川貴司校長、56人)は20日、地元で活躍する職業人の講話「未来へのとびら」を行った。4〜6年生26人が、町の魅力や仕事のやりがいに関する話に耳を傾けた。
講師は網戸の修理、電気、水道、ガスなどさまざまな仕事を行っている矢野輝美さん(67)=矢野商会代表、同町三ケ所=。矢野さんは同校出身で、神奈川県に住む親戚への憧れから同県の高校に進学し、慶応大学を卒業後、東京でパソコン関係の会社に就職した。
しかし、1995年に起きた地下鉄サリン事件などを受け、矢野さんの身を案じた家族の勧めで帰郷。同町で同様の職種を探したが見つからなかったため、「学んで無駄だったことは一つもない」という学友の言葉を思い出し、建設業界に飛び込んだ経歴を持つ。
この日はまず、県町村会が製作した同町のPR動画を上映。一面銀世界のハイランドスキー場、神秘的な雰囲気を醸し出すうのこの滝、勇壮な白滝と鮮やかな紅葉などを紹介し「あなたたちが住む五ケ瀬町はこんなにきれいなところ」と呼び掛けた。
自身の経歴については、建設業界に就職後、スコップを持って走り回ることしかできなかった日々を告白。勉強を重ね、少しずつ資格や可能性の幅を広げていったことを明かした。
その後、工事案件が減る夏場に行い大好評だった草刈りの話を挙げて、「今までの仕事は大勢の役に立っていたと思うが、お礼を(直接)言ってくれる人はいなかった。小さな仕事でも、直接感謝を伝えてもらえることがうれしかった」と強調。
面と向かって言われる「ありがとう」の喜びが12年前に今の仕事を始めたきっかけといい、「56年たってようやく向いている仕事に出合えた。給料は昔の4分の1くらいだが、今が一番幸せ」と笑った。
6年の坂本蒼介さん(11)は「小さい仕事でも誰かの役に立つと聞いて自信が持てた。将来は飼育員になりたいので、五ケ瀬町に動物園ができたらそこでみんなのために働きたい」と話した。
矢野さんは同町の人口減少を憂いつつ、「視野を広げるためにも町外に出ていくことは大切なこと。その時までに地元の良いところをたくさん知って、五ケ瀬町で育ったことを自慢できるような大人になってほしい」と話した。