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「大きく育って」コットンの苗植える

本紙掲載日:2022-06-27
7面
自分たちが育てたコットンの苗を植え付けた一ケ岡小2年生

延岡・一ケ岡小2年生

 延岡市立一ケ岡小学校(木村淳子校長、220人)の2年生37人は22日、種から育てたコットン(綿花)の苗を校内の畑に植えた。10月ごろに収穫予定で、児童は水やりなど世話をしながら成長を観察する。

 コットンは、同市野地町の五ケ瀬川右岸側堤防「コノハナロード」を整備、管理するNPO法人コノハナロード延岡市民応援隊が旭化成ベンベルグ工場から譲ってもらった種を育てて代々引き継いでいる。

 活動は、同応援隊の隊員でコットンロードプロジェクトリーダーの武田弘子さん(81)=同市南一ケ岡在住=が、児童に成長を観察してもらい、思い出に残してほしいと、2年前から同校2年生と取り組んでいる。

 苗は4月下旬、児童が武田さんに教わりながら種をまき、水をやりながらポットで育てたもの。畑には、草取りや水やりの負担を減らすためにマルチが設置され、苗を植えるための穴が一定の間隔で開けられている。児童はポットから苗を取り出し、マルチの穴から丁寧に植え付けた。その後、武田さんらが支柱を立てて、苗をひもで固定した。

 武田さんが児童の植えた箇所を手直しすると、斜めに曲がったり、固定されていなかったりした苗が真っすぐに立ち、不思議そうに武田さんのそばに集まり眺める児童の姿も見られた。

 鶴輪龍彪さん(7)は「苗を植えるのが楽しかった。いっぱい水をやって元気に育てたい。大きく成長してほしい」と話した。

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