３位入賞－女子４００メートルＲの延岡・男子やり投げ田上（高千穂）

本紙掲載日：2022-07-02

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第７５回全国高校陸上競技対校選手権大会南九州地区予選大会

◆女子荒木（延岡）平野（延工）もＩＨへ

　第７５回全国高校陸上競技対校選手権大会南九州地区予選大会は６月１６～１９日、沖縄市コザ陸上競技場であった。県北勢は女子４００メートルリレーの延岡、男子やり投げの田上文哉が３位入賞。そのほか女子個人種目の２人が８月３～７日、徳島県鳴門市であるインターハイ出場を決めた。

　女子４００メートルリレーの延岡は、河野裕菜、荒木真帆、山本彩、中富優依の４人。荒木は２００メートルで４位入賞し、個人でも全国の切符をつかんだ。山本は７種競技で４位入賞した。

　やり投げの田上は県勢トップの３位通過。女子やり投げの平野陽菜（延岡工）は６位に入賞した。県北勢の決勝の記録は次の通り。

【男子】
▽４００メートルリレー
⑦延岡（松田海音、佐藤武瑠、木村直健、田中孝樹）４２秒４６

▽やり投げ
③田上文哉（高千穂）５６メートル８３

【女子】
▽２００メートル
④荒木真帆（延岡）２５秒７４

▽４００メートルリレー
③延岡（河野裕菜、荒木真帆、山本彩、中富優依）４７秒９４

▽やり投げ
⑥平野陽菜（延岡工）３８メートル５３

▽７種競技
④山本彩（延岡）３８７７点

◆みんなでつなぎチームベスト・延岡女子リレー

◇河野（１走の２年生）－「けがもあり不安ばかりだったが、みんなのおかげで気持ちが支えられて、普段通りの走りでうまくバトンもつなげた。全国はいつも通りの走りでちゃんと２走につなげて、準決勝進出を目指す」

◇荒木（２走の３年生、２００メートルでも全国）－「春以降、調子が上がらず、申し訳ない気持ちだった。南九州の前に調子を上げられてチームに貢献できる走りができた。個人種目の２００メートルも昨年の県総体でけがをして走るのに怖さがあり、調子も上がらなかったけど、逃げずにやってきてよかったと思えた。インターハイはチームベスト、自己ベストを更新し、納得いく走りで終わりたい」

◇山本（３走の３年生、７種競技で４位入賞）－「大会４日前に軽い肉離れをして、調子が上がらず、緊張と不安ばかりだった。チームメートにたくさん支えられ、予選でベストを更新したことで、弾みがつき、タイム的にも県総体から２週間で大きく成長できた。個人種目にもつなげられて、インターハイには届かなかったが、最後までやり通したという達成感を持てた。全国に向け、１００メートルのタイムを少しでも上げてチームに貢献する」

◇中富（４走の２年生）－「故障で大切にしてきた１００メートルを回避し、みんなが負担の少ないアンカーで『いい位置で渡す』と言ってくれた。みんなの思いが全部、バトンに詰まっていた。インターハイへ向け、けがと相談しながらになるが、そのときの最高のコンディションで臨み、準決勝進出を目指す」

◆ＩＨは６０メートルを目標に－田上（男子やり投げ３位の高千穂３年）

「自己ベストを５メートル更新できたので満足している。１本目でけがしてしまい、２本目に全てを懸けて投げた。顔を上げたら記録（５６メートル８３）が出ていて気持ちが楽になった。インターハイでは６０メートルが目標。フォームなど基礎を丁寧に磨き、悔いが残らないよう楽しみたい」

◆全国はベスト以上を－平野（女子やり投げ６位の延岡工２年）

「インターハイを決めたのはうれしく、上位大会で決勝に残るのは初めてでいい経験になった。４、５位とは僅差で届かず弱さを感じた。全国ではもちろん自己ベスト以上を目標に、決勝も視野に入れられるよう調整していきたい」