地域の交流深めて楽しく−南方東すみれ生き生きサロン

願い込めて作った七夕飾り

　延岡市西階町の南方東すみれ生き生きサロン（新名志津江代表）は２日、西階すみれ団地集会所で、会員らのお年寄りと子どもたちが一緒に七夕飾り作りを楽しんだ。

　７０〜９０代の会員が、同集会所で活動している百歳体操のメンバーと協力し、６月に入ってから少しずつ、色紙などで飾りを準備。地域の子どもたちも自宅で手作りした飾りを持ち寄り、大人が用意してくれた２本の竹ざさに取り付けた。

　この日は「宝くじが当たりますように」「みんな元気でありますように」「延岡の発展」など、思い思いの願い事を書き込んだ短冊を結び付けて完成。星形や風船、リボン、折り鶴などを組み合わせた、色とりどりの七夕飾りが出来上がり、集会所玄関に立てられた。

　参加した甲斐月菜さん（南方小２年）は「短冊には字がきれいになりますように、計算が速くなりますようにと書きました。プール授業はもうすぐ終わるけど、夏休みが楽しみです」と笑顔で話した。

　同サロンはすみれ団地の高齢者を中心に生涯学習などに取り組んでおり、春にはひな飾りを準備してひな祭りを楽しんだ。七夕祭りは６日に予定。例年は近くの金堂ケ池ハイキングや日帰り旅行なども実施しているが、新型コロナウイルス感染拡大の影響が続き、七夕飾り作りは久しぶりの交流の場となった。

　この日参加した最高齢者の熊谷フクエさん（９５）は「毎年お手伝いで参加していますが、こうしてみんな集まるといろんな話を聞けて楽しいです」。新名代表（７７）は「高齢化が進んでいるので、これからも若い人と交流する機会を増やしていきたい」と話した。