気持ち良く水上滑走

ウエイクボード体験−西郷義務教育学校

　美郷町の西郷義務教育学校（吉住京太郎校長）９年生１１人は６月３０日、同町西郷田代の石峠レイクランド前大内原ダム湖でウエイクボードを体験した。地元の魅力を再発見することを目的とした総合的な学習の一環。今月には５〜８年生も体験する。

　ウエイクボードは、モーターボートにロープを設置して引っ張ってもらい、水面を滑るウォータースポーツ。景観も良く水面が静かな大内原ダム湖は、全国でも有数のウエイクボードスポットとして知られており、日本ウエイクボード協会公認の大会も開かれている。

　この日は、同町西郷出身のプロウエイクボーダーの川口慎平さん（３０）＝日向市＝と父の裕之さん（６３）の指導の下、男女に分かれて約２時間の体験を楽しんだ。

　ボートが発進する前から直後までは、体育座りのような姿勢を保ち、安定してきたら立ち上がる一連の動きを教わった後、早速チャレンジ。最初は立てずに水面に取り残されていたが、徐々にこつをつかむと気持ちよさそうに水上を滑走していた。

　生徒全員が初体験だったが、無事全員が立ち上がることに成功。初めは不安がっていた生徒も「時間が足りない」「あと一回やりたい」などと、すっかりウエイクボードの魅力にはまっていた。

　森田涼太さん（１４）は「最初は力んで難しかったけど、慣れると長い時間立てた」。田村妃永さん（１４）は「落ちそうで不安だったけど、やってみるとめっちゃ楽しかった」と笑顔を見せた。

　慎平さんは「地元には最高の自然があることやウエイクボードの魅力を感じてもらえて良かった。後輩と一緒にウエイクボードができて僕も楽しかった」と話した。