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8月の盆踊りに向け−延岡・櫛津地区
延岡市櫛津地区で受け継がれている「ばんば太鼓」の練習が3年ぶりに再開され、練習場所の地元公民館からは週末になると、リズミカルな太鼓の音が響いている。
同地区の伝統的な盆踊りは、地元の名手がたたく太鼓と「牡丹(ぼたん)長者」「炭焼小五郎」などの音頭(口説き)に合わせ、子どもたちが囃子(はやし)を奏でるのが慣習だったが、担い手の高齢化などで徐々に衰退していったという。
それでも盆踊りの文化は継承していこうと、8年前から子どもも太鼓の打ち手を担当。小学生を中心に、市内で広く親しまれている「新ばんば踊り」を大人と一緒に練習している。また、古くからの音頭も継承者の声を録音記録して、盆踊り会場で流しているという。
子どもたちは毎年、まつりのべおかを前に伊形小学校体育館で開かれるばんば太鼓打ちの講習会にも通うなどして腕を磨いていたが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、一昨年から地区盆踊りを含むすべての行事が中止。練習も一切できず、伝統継承に影響が広がることも懸念されていた。
3年ぶりの練習再開にどれほど訪れるか心配されたが、子どもの太鼓参加開始当初から通っていた高校生の須田瑠璃さん(聖心ウルスラ学園聡明中学校高等部1年)をはじめ、土々呂小から4年生で双子の中元暖大(はると)さん・七愛(なな)さん、松尾海翔(かいと)さん、同じく永富翔太さんと弟で1年生の大和さんが集まった。
6人は、櫛津町区長の須田利勝さん(79)や櫛津神社氏子総代の田中慎吾さん(74)らベテランの指導で、6月中旬から毎週土・日曜の夕方に2時間ずつ櫛津公民館で腕を磨いている。
瑠璃さんをまとめ役に、子どもたちが3基の太鼓の両側から向き合い、繰り返し途切れなく流れる新ばんば踊りの音源に合わせ延々と練習。真剣な表情で切磋琢磨(せっさたくま)する姿を、指導者や保護者らが温かく見守っている。
瑠璃さん以外は、4年生の子どもらも1年生の時に経験したことがあるだけで初心者同然だったが、練習開始2週目には一通り演奏できるまで上達。休憩時間には鬼ごっこににぎやかな声を上げている。
このうち永富兄弟は、翔太さんが「1年生の時にやって忘れていたけど、思い出してだいぶうまくなった。もっと上手になりたい」と話せば、弟で太鼓初挑戦の大和さんも「お兄ちゃんに誘われて始めた。失敗する時もあるけど全然難しくない」と頼もしかった。
成長著しいのが七愛さんで、「格好良くたたきたい」と瑠璃さんの特訓を受けながら同学年ではただ一人、足運びも交えた躍動的なばちさばきを習得中。伊形小での講習会も含め、小学3年の頃から欠かさず練習に参加しているという瑠璃さんは、「ずっと太鼓をたたきたくてうずうずしていた。講習会やまつりのべおかのばんば太鼓コンテストも早く復活してほしい」と話した。
櫛津地区の盆踊りは8月14日に公民館広場で計画しているが、開催できるかは新型コロナの感染状況次第。須田区長は「どうなるかは分からないが、もし盆踊りが開けなくても学校の運動会で子どもが練習の成果を披露できればありがたい」と願っていた。