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私の一冊(13)キーレックス社長・南将平さん

本紙掲載日:2022-07-19
7面

「現代語訳論語と算盤」(渋沢栄一著、守屋淳訳ちくま新書刊)

◆人としての在り方教えてくれる

−−この本との出会いを教えてください。

埼玉県深谷市出身の大学の友人と話していた時、一万円札の肖像になる渋沢さんと同じ出身という話題になりました。前々から渋沢さんもこの本も気になっていたので、はやりに乗じて読みました。

−−どのような内容ですか。

渋沢さんは徳川15代将軍徳川慶喜に仕えた後、パリ万博をはじめ、欧州各国の先進諸国を見聞して回っています。倒幕され、明治維新となった際、政府に招かれて大蔵省の一員、政治家になりました。大臣になれる逸材でしたが「経済活動の繁栄こそ、日本が必要とするもの」として政界を脱するのです。
それから、現在のみずほ銀行や東京海上HD、アサヒビールやJRなど500社以上の会社や団体の設立に関わり、近代日本経済の父とも言われています。日本で初めて株式会社を設立したのも渋沢さんです。
この本では、儒教の経典である論語と経済活動(算盤=そろばん)は、一見、相反するが実は互いに結び付いていると説いています。
論語、つまり道徳は、「美しいが実利のないもの」として捉えがちで、経済活動つまり商売は、時に卑しいイメージすら持つこともある。しかし、道徳を基盤とした正しい素性の富は、国や人々にとって大変重要な活動であると。
所々でハッとさせられる言葉もあって、例えば「人を治める者は人々から養われている存在」。この言葉を私は「会社の社長というのは、社員から養ってもらっている」という意味に捉えました。
この本は、逆境や新たな挑戦をする時、逆に得意げな時、志についてなど、人はどう生きるべきか。その中でどのように富を築き、発展していくべきか。また、人としての在り方を教えてくれます。

−−電子書籍で読まれるのですか。

Kindle(Amazonの電子書籍サービス)のメリットは、パソコン、専用端末、スマホの三つで読むことができ、同期されているのでどの端末でも同じページから再開できます。
例えば、市役所で待ってる時などの隙間時間にスマホで。仕事が終わった後にそのままパソコンで、など読みたいと思ったときに読めます。
とはいえ、実は紙派なんです。ハウツー本、勉強系は必ず紙。紙の方が頭に入るし、落書きできますからね。

−−読書習慣はいつからでしょうか。

現在、延岡市と県工業会県北地区部会が主宰する次世代リーダー育成塾「こころざし」の4期生として活動しています。こころざしでは月に1回課題図書があり、リポートを提出します。
もともと本を継続的に読む習慣があったのではなく、課題図書を読むようになってから、他の本も定期的に読むようになりました。

−−読書は勉強という位置付けでしょうか。

読書を続けることで、知らず知らずのうちに色んな価値観に触れます。課題図書は、自分では絶対に選ばないであろう本も読みます。正直、面白くない本もありますが、そのおかげで多様な考えに触れられる。本は知識だけじゃない、感性をアップデートさせるツールです。
特に忙しい時や仕事に追われている時ほど、本を読むようにしています。ただし、本だけでなく、人と会うこともとても大切だと思っています。
(延岡市出北)

=随時掲載

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