３年ぶりのステージや出店盛況

夏まつりきたかた−延岡市北方町

　ＳＵＭＭＥＲＦＥＳＴＩＶＡＬ２０２２Ｋｉｔａｋａｔａ（サマーフェスティバル２０２２きたかた）は１７日、延岡市北方町の北方総合運動公園で開かれ、多くの来場者でにぎわった。夏まつりきたかた実行委員会（末永悟実行委員長）主催。

　毎年夏の恒例イベントだが、一昨年と昨年は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い中止し、祭りのフィナーレを飾る打ち上げ花火のみ実施。今年は行動制限が緩和されたため、３年ぶりに飲食販売やステージイベントを盛り込んだ本格的な祭りを開くことができた。

　小雨模様での開幕となったが、家族連れや友人同士のグループらが続々と来場。会場入り口では高校生ボランティアの熱心な呼び掛けのもと、検温や手指消毒などを済ませた上で、入場許可証となるリストバンドを着けてもらった。

　来場客はずらりと軒を連ねたテントブースやキッチンカーで好みの食べ物や冷たい飲み物を購入。大型テントの下にテーブル席が設けられたため、天気を気にすることなく食事を楽しんだ。

　また、芝生広場では、Ｊリーグ参入を目指し九州リーグを戦っている社会人サッカーチームＦＣ延岡ＡＧＡＴＡの選手らが、ボールやゴールを用意して子どもたちと交流。会場ではほかに、木工細工やリース作り、ハンドエステ、温泉での染め物、光るおもちゃ作りなどの体験コーナー、雑貨店の出店もあり、親子らが楽しく休日の一こまを過ごした。

　ステージでは県内外のアーティストやダンスグループが次々とパフォーマンスを披露し、時間が進むにつれて熱気も上昇。最後には目の前で打ち上げられる迫力ある花火を楽しみ、祭りは盛況のうちに閉幕した。