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延岡日本舞踊協会が体験教室

本紙掲載日:2022-08-04
7面
初稽古で桜の枝を手に踊る低学年の子どもたち
花がさの回し方を習う高学年の子どもたち

「さくらさくら」と「花笠日和」

◆27日に成果発表−社会教育センター

 子ども対象の日本舞踊体験教室が7月30日、延岡市伊達町の伊達公民館で始まった。今月下旬まで計4回の稽古で各1曲の舞踊を習得し、27日に同市社会教育センターで行われる発表会で披露しようと取り組んでいる。

 稽古を通じて、正座など日本古来の礼儀作法を学びつつ、実際に子どもたちが着物を身に着けることで日本文化を体験し、継承していくことなどが目的。延岡日本舞踊協会(花柳慶次松会長)が、文化庁の今年度の「伝統文化親子教室事業」の助成で開いている。

 参加者は市内の25人。低学年生は「さくらさくら」、高学年生は「花笠(はながさ)日和」に挑戦する。

 同公民館であった初稽古では、最初に花柳会長が「送迎をしてくれた保護者の方に感謝をしましょう」と呼び掛け、子どもたちは正座をすると、1人ずつ扇子を前に置き、指をそろえて礼をした。

 この後、低学年と高学年の2グループに分かれ、曲を流しながら振り付けを練習。右足を前に出す、かさを回すなど指先までの動作を一つ一つ丁寧に習った。

 今回初めて教室に参加したという富永ひかりさんは「楽しかったです。難しかったところは花がさを回すところで、発表会までに声を出すところを覚えたい」、2回目の参加という杉尾愛果さんは「楽しかったし、難しかった。足を前に出すところと声をしっかり出すところを練習して発表会で頑張りたい」と話した。

 また、同協会は文化庁の「放課後子供教室」と連携し、9月中旬ごろから延岡市内の小学校5校で児童に日本舞踊を教えて回る予定という。

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