川の魅力知り、親しむ

家族で河川プールなど満喫

　ＧＯＫＡＳＥ川遊び推進協議会（佐伯卓信会長）主催の「かわあそびｉｎ五ケ瀬川」が７日、延岡市松山町の松山橋下流河川敷であった。参加した約３５０人の家族連れがさまざまな体験を通して、川に親しんだ。

　「ふるさとの川再発見」をテーマに、地元の川の素晴らしさを伝えるとともに、川を大切にする心を育むことなどが目的。子どもたちが川遊び体験をする「リバーフェスタのべおか」と保護者が川遊びの安全対策などを学ぶ「お父さんとお母さんのための川遊び村」を併せて実施。市内の高校生や大学生を含む約１３０人のスタッフで運営した。

　会場には、さまざまなコーナーを用意。河川プールでは、親子が気持ちよさそうに泳いだり、箱眼鏡で水生生物を探して網で捕まえたりして楽しんだ。その後、子どもたちは捕獲したカニやエビなどを水槽に入れて、さまざまな角度から興味津々に観察した。

　また、国土交通省延岡河川国道事務所の排水ポンプ車で吸い上げた川水を斜面に流したウオータースライダーには行列ができた。子どもたちは水しぶきを上げながら勢いよく滑り、歓声を上げていた。

　河川敷に設営されたテントでは、市消防本部による心肺蘇生法の講座があった。職員の指導を受けながら、親子で胸骨圧迫を正しい手順で行い、ＡＥＤ（自動体外式除細動器）の使い方を学んだ。

　母親と参加した甲斐鈴乃さん（９）＝同市高千穂通＝は「水が冷たくて気持ちよかった。川遊びが楽しかった」、妹の夕楓さん（６）＝同＝は「ウオータースライダーが楽しかった」と満喫していた。