３１チームの頂点に－延岡リトルシニア

本紙掲載日：2022-08-31

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リトルシニア九州・夏季大会

◆ＭＶＰに瀬戸口、優秀選手は畦地

　日本リトルシニア中学硬式野球協会九州連盟主催の「第４回北九州市長杯兼第１７回西日本新聞社旗争奪夏季大会」は１５日まで、北九州市民球場などであり、延岡リトルシニアが優勝。決勝は熊本北部を１―０で完封し、出場３１チームの頂点に。決勝で完封勝利を挙げた瀬戸口仁禮は、大会の最優秀選手に選ばれた。

　大会は九州６県の３１チームが出場。１３日から３日間のトーナメントで優勝を争った。延岡からは捕手で決勝適時二塁打を放った畦地将斗が優秀選手に選ばれた。延岡の結果は次の通り。

▽１回戦
延　岡　９３０００－１２
浮　羽　０００３０－　３（コールド）
▽本塁打＝山口（延）▽三塁打＝赤木、矢野（延）▽二塁打＝髙見、畦地（延）

▽２回戦
延　岡　０００５０１４－１０
長崎中央１０００３２０－　６
▽三塁打＝宮川（延）▽二塁打＝百合園、宮川（延）

▽３回戦
延　岡　２０２０３－７
熊本北　０００００－０（コールド）
▽二塁打＝瀬戸口（延）

▽準決勝
延　岡　１００２１１０－５
小　郡　０２０００１０－３
▽二塁打＝畦地、宮川（延）
［評］延岡は初回、１番宮川の二盗、山口の犠打から内野安打で先制。逆転を許したが四回に畦地の右二塁打、矢野のスクイズで再逆転。五回は宮川の中二塁打から山口、百合園の犠打、六回は畦地の適時打で１点ずつ加えた。

▽決勝
延　岡　００００１００－１
熊本北部０００００００－０
▽二塁打＝畦地（延）
［評］延岡の瀬戸口は二回以降、毎回の６安打を許すが散発に抑え、守備も無失策で完封。打線は五回１死から安打の下本を、藤縄が送り、畦地の左二塁打で虎の子の１点を奪った。

◇主将・宮川栞聖
「日本選手権九州予選が準優勝という悔しい結果で、絶対優勝するという強い気持ちで臨んだ。初戦から全員が悔いを残さないよう全力で戦い、監督に『優勝』というプレゼントを渡せたことが一番良かった。残り１大会も優勝を狙って全力で頑張る」

◇最優秀選手・瀬戸口
「決勝までみんながつないでくれたおかげで、投げることができた。投手戦になると思っていたので、守備を信じて丁寧に打たせて取ろうという気持ちで投げた」

◇優秀選手・畦地
「前の大会は貢献できずに九州２位で悔しい思いをしたので、優勝は本当にうれしい。監督、コーチ、仲間、家族、そして多くの方々に感謝したい。最後に優秀賞をいただき、最高です」

◇百合園大輔監督
「全国は悔しい結果に終わったが、経験を自信に選手が最後まで全力で臨んだ結果。次が最後の大会になるので『感謝』の気持ちを忘れず、全力で楽しんで最高の結果で終われるよう頑張る」