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スマートシティ推進で意見交換

本紙掲載日:2022-09-07
3面

延岡市の協議会

 「延岡市未来技術地域実装協議会」(会長・読谷山洋司市長)の今年度の第1回会合がこのほど、市役所講堂で行われ、デジタル技術などを活用した同市のスマートシティ推進に関する取り組みについて、委員らが意見を交わした。

 昨年8月、市が国に提案した教育などに関する事業が内閣府の「未来技術社会実装事業」に選定され、市は児童生徒一人ひとりの到達度に合った学習ができる環境の整備や行動パターン分析による交通網の最適化、地域ポイントを活用したサービス事業に取り組んでいる。

 また、推進するに当たって市は内閣府など関係府省庁のほか、東京学芸大、東京大、旭化成延岡支社など民間事業者の計26団体で同協議会を設立。全国での経験や知見を生かした国などからの情報支援を受けながら事業を進めている。

 会合では、取り組み事例や今後の展開について報告があった。地域ポイントを活用したサービス事業について、市商業・駅まち振興課の羽田克広課長が同市独自の地域通貨「のべおかCOIN(コイン)」や他の施策と連携した取り組みなどを説明。委員からは「子どもたちの主体的な学びやまちづくりの体験に、のべおかCOINをうまく絡めて見える化させてはどうか」といった意見があった。

 市は今後も同協議会での意見なども踏まえながら、スマートシティ推進に関する事業に取り組む。

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