川添（ビート日向）が全国４位

第４５回全国ＪＯＣジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会

◆ＪＯＣ１３、１４歳男子５０メートル自由形−目標の決勝進出「次は表彰台に」

　第４５回全国ＪＯＣジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会は８月２２〜２６日、東京辰巳国際水泳場で開かれた。男子５０メートル自由形（１３〜１４歳の部）で日向市のビートスイミングクラブに所属する川添恵太郎（１４）＝富島中３年＝が自己ベストに迫る２４秒４７で全国４位に輝いた。「目標だった決勝進出はうれしい。ゴールタッチが合っていれば３位もあったので、次は表彰台を狙いたい」と意欲的に語った。

　４歳で競技を始めた川添は１８０・８センチ、６３キロとまだ細身ながら、均整の取れた体格。７月末の県中学総体でそれまでの自己ベスト（２５秒３５）を更新する２４秒８０で初の全国切符をつかんだ。

　全中ではさらに記録を更新する２４秒２７を出したが１９位で予選敗退。「初の全国で緊張もあった。ベストタイムを更新したが、決勝に進めなかったことが悔しかった」と振り返る。

　次のＪＯＣまで約１週間。気持ちを切り替え、準備を整えた。左手のストロークの修正による推進力の強化、課題のゴールタッチを重点的に取り組んだ。

　予選は２４秒８１の７位で決勝進出。「ここまできたら、少しでも順位を上げて表彰台を目指そう」と決勝へ。「スタートは最近のレースで一番良かった。体の動き、泳ぐ感覚も良かったが、最後のタッチが流れた」。練習の成果は出せたが、惜しくも０・０６秒タッチが及ばず、表彰台は逃した。

　指導する山本祐樹コーチ（同クラブ日向）は「昨年末から全国を意識し、取り組み方が変わった。潜在能力が高く、まだまだ伸びる。しっかり経験を積んでほしい」と期待を寄せる。

　次の目標は、今月１７〜１９日にある栃木国体。少年男子Ｂは、１学年上の高校１年生との争いになる。「まずは決勝が目標。トレーニングの成果を発揮して少しでも上を目指したい」と抱負を語った。